みなさんこんにちは
青森県立郷土館 指定管理者TTHAグループの櫻庭です
4月になり、新しい元号が令和に決定されましたね
櫻庭は、響きがいいなとなんとなく思ってます
今回は採用されなかった案も公表されていましたが
令和が一番いいと感じました
さて、郷土館では
民俗展示室がついに再開となりました
展示替えのため、一か月以上もお休みしていた民俗展示室
どのように変わったのでしょうね
櫻庭と一緒に見てみましょう
まず、大きく変わったのがこの
丸木舟に乗ったマネキンが印象的です(笑)
壁には、昔の漁で使われた道具がたくさん展示されております
これはネジリと呼ばれる道具
写真の下部にある木製のハンドルで先端部を回し、海中のコンブをからめ採っていたそうですよ
他にも
クマデ
テングサを採るための道具です
こちらはちょっと面白い形をしていますよ
シュリ取り機
シュリ貝(ムール貝)やホタテ、アワビをこれで採っていたそうです
手前側(上の画像で左側)の金属棒を引くことによって、貝をはさむことができるようです
つまり、マジックハンドです
これ、最初に考えた人すごいですよね
そして、展示されている丸木舟の中には「ガラス」
深浦町にいる親戚の家にこのガラス(親戚の家ではガラス箱と呼んでたような気がする…)があって、小さいころにこれを使って海中をのぞいたときの感動を今でも覚えています
・・・と同時にモジャモジャした海藻の多さにもびっくりしました(笑)
なつかしいなぁ
そして丸木舟に乗ったマネキンさん
なにやら大事そうに箱を抱えています
これは・・・
ベントー箱だ
そりゃ大事に抱えたくなるわけだ
しかもこのベントー箱
名前のとおり、お弁当を入れていた他に、漁で使う小さな道具や網の修理道具も一緒に入れていたそうです
弁当箱兼道具箱だったようですね
そりゃますます大事だ
でもちょっと中身を見てみたい・・・
他には、ウニを採る道具
カレイを採る銛(モリ)のような道具もあります
さまざまなアイディア道具を見ると、当時の漁師さんは
「どうやったら魚や貝をたくさん採れるだろう・・・」
と、常にあれこれ考えていたのでしょうね
続いて、「職人の暮らし」コーナーもリニューアルされました
特に今回、力を入れているのが菓子型
菓子作りに使用する型がズラリと並んでいます
これら菓子型には、イタヤの木を使用しているんですって
デザインは、桃や蓮のほか、
エビなど、縁起の良いものもある中・・・
櫻庭は見逃しませんでしたよ
「日本銀行 拾圓」って書いてる
間違いなく、紙幣をモチーフにしています
こういうのは、昔から変わりませんね(笑)
スーパーの駄菓子コーナーに1億円と書かれたチョコのお菓子、ありましたもんね
昔よく買ってたなぁ
ということで、展示替えが行われた民俗展示室をご紹介しました
途中で疲れたら、こちらの映像&読書コーナーでゆっくりしてくださいね
こちらもプチリニューアルし、民俗に関する本や、過去に郷土館で開催された展示会の図録などを自由に閲覧することができますよ
それでは、新しくなった民俗展示室へ、ぜひいらしてくださいね