鈴と線香といつもの夢 | 青ミドロ 前世はたぶん苔 

青ミドロ 前世はたぶん苔 

ウソとホントを織り交ぜながら書いています

久しぶりにしっかりめの不思議体験があったので書いておきましょう。

 

夜明け前、ふと目が覚めました。

特に何てことない目覚め。

もぞもぞしながら眠りに落ちるのを待ちます。

 

窓のカーテンの左端がチカっと光った気がしました。

フラッシュ撮影並みの強い光ですが、そんな筈はないので無視。

ウトウトしかけたらもう一度。

今度はカーテンをめくるレールの音がしてチカっと光った。

まぁでもそんな筈ないので(寝たいので)無視して寝ます。

 

あぁ眠れそうだ・・・。

 

チィ――――――――ン・・・

 

り、鈴の音が耳元で鳴った!

 

急激に目が覚めた!!

スン、スン・・・線香の匂いがする・・・気がする。

いやいやいや、気のせいだ。

 

スー、ハ―、スンスン。

うん、線香の匂いだな。

よし、私は寝よう、寝ている事にしよう。

絶対に目を開けないと決めて寝る事に。

 

顔のまわりに空気の塊が来た。

なんていうの?

こげ茶色の細かい粒子が混ざった薄い灰色の空気。

いやー、わかんなくてもいいんだけどね、そういう感じの物。

 

これ自体は線香の匂いとかしません。

ただ、こげ茶色が混ざった空気が顔の周りに漂っているのです。

眼を開けなくても見えてしまうけど、「開けてないからただの妄想」で片付きます(笑)

 

明日になったらどっか神社にでも行こう。

最近どこの神社にも行ってなかったしな。

どこに行こうかな。

などと、行ってよかった神社や好きな神社、地元の神社に想いを馳せてニヤニヤする。

 

あ、空気が変わったな、これで寝れそうだ、ウトウト。

 

 

どれくらい寝たか、ほんの少ししか寝ていないか。

夢を見ている事に気づきました。

 

いつも金縛りとかの時に見る建物が見えました。

場所は知ってる小学校なのですが、夢の中では病院です。

 

ここからいつもと同じ流れが始まります。

 

「トイレ行ってくる」

 

隊長と別れてトイレに行く青ミドロ。

裏側の入り口から入ってトイレを探しても見つからないので、階段で2階へ上がります。

トイレはあるけどたどり着けない変な間取り。

さらに上の階へ行くと、知らないうちに最上階。

 

あ、これ夢だった、忘れてた。

最上階は連絡通路しかなくて、その向こうは真っ暗な病棟があります。

もちろんトイレはない。

 

思い出してよかった、時間の無駄だ、帰ろう。

建物から出て元の場所に戻ってきました。

隊長はいない。

 

もう目を覚ましたいと思い、深呼吸をしまくる。

深呼吸しまくっている感覚はあるけど、薄い膜があってあと一歩夢の外に出られない。

まだ起きられない。

 

 

40代くらいの白い服の男性と、30代くらいの緑の服の女性が私を見下ろして「大丈夫、深呼吸して」と言っている。

2人ともしゃがんでいるので、私はもう少し低い所にいるんでしょうね。

 

よく見たら両手に細かいガラスがいっぱい刺さっている。

左手の親指にでっかい破片が刺さってて痛い(痛くないけど)。

 

さっきの二人を見上げると、血だらけのひび割れたガラス越しに見ている事に気づく。

私の血かな?

ずっと「大丈夫だよ」と言ってくれています。

 

緑の服の女性が立ち上がって、誰かを呼びに行く感じ。

頭に「6:40」の文字が浮かぶ。

女性が左の方に向かって歩き始めると急に息が苦しくなる。

どうやらこの人が遠のくと空気が薄くなるっぽい。

 

待ってお姉さん、行かないで!空気が薄い、息できない、戻って来て!

 

呼んでるつもりだけどもちろん届いていない。

この時、半分くらい覚醒している自覚がありました。

隊長が、体をさすったり手を握ったりして起こそうとしているのがわかります。

 

自分が何かつぶやいているのがわかります。

 

青ミ「ガラス、指が痛い、血だらけ、手に刺さった、緑の服の人どこ行ったの?」

(いやそんな事思ってないけど何喋ってんのかな私)

 

隊長「刺さってないよ、何もついてない」

(わかってる、知ってるよ、私が言ってんじゃないんだよ)

 

でも、何かしゃべってて応えてるって事は聞こえてるんだし、起こしてもらえるかも。

青ミ「起こして、起こして」

起きてるのに?みたいな雰囲気を出しつつ強めに起こしてくれました。

やっと目が覚めました。

 

「いま何時?」→「7:00だよ」

「6:40じゃなくて?」→「6:50だね」

6:40て何の時間だろ。

 

あ、終わった!

急に空気が軽くなって普通に呼吸ができるようになりました。

いつもの部屋の匂いです。

 

どこかしら清めたいなぁ。

手の匂いが気になります。

何の匂いもしないけど、ガラスが刺さって血がついてる感覚が残っているので手を洗いましょう。

 

ついでに歯磨きと顔も洗ってトイレに行く。

 

現実味のある音が欲しいので洗濯機を回してテレビをつける。

洗濯機のおとがとても現実感があって安心します。

そのまま心地よく二度寝しました。

 

 

鈴と線香の匂いとかちょっと心配になったので起きてから実家に電話しました。

みんな元気だった。

ベロ助は、新しく出たドラクエを買うか迷っているとか言ってた。

うん、通常運転だ。

 

 

眠りが浅い半覚醒の時は、色んなものを受けとりやすい。

何かしらの何か(何それ笑)と波長が合ったのかな。

 

私はいつも、何も見えません。

聞こえるとか、風が動くとか、突かれるとか、そういうのは時々ありますが、何か見えるのは夢の中だけ。

 

匂いがしたのは初めてかも。

まぁ、臭くなかったから大丈夫でしょう♪

 

 

久しぶりの不思議な話でした。