先日、利用者さんがすごい勢いで私を呼びに来ました。
言葉が話せない人なので何だかわかりませんが、とにかく何か困った様子です。
連れていかれた所は同僚のMさんの所。
すげぇ怖い顔でMさんを睨む利用者さん。
Mさん「え、なんでそんな怖い顔してるんですか、私何かしました?」
私の手を引っ張ってMさんを指さして何か訴える利用者さん。
青ミ「何やろ、何かありました?」
Mさん「わかんない、急に走ってったと思ったら青ミさん連れてきた」
怒った顔でMさんをドアの所までつれて行くと私を呼び、指さして背中を叩けというジェスチャーを繰り返します。
青ミ「え!Mさん叩くんですか?なんで?嫌ですよ」
Mさん「あ。ちょっと見て、指さしてるの私じゃないみたいですよ」
青ミ「そうなの?じゃあ誰ですか、もっと上?・・・背中の上?・・・この辺ですか?」
利用者さん「うんうん!」
こんな何もない所を叩けとはどうすればいいんですか。
すると利用者さんはジェスチャー全開で訴えてきます。
Mさんを指さす
↓
叩きまくる
↓
うちわであおぐ?
↓
鼻をつまむ
↓
あっち行け
↓
青ミを指さす
↓
頭を下げる。
青ミ「Mさんの背中が臭いから叩いてあおいで消せ、と。そういう事ですか?」
利用者さん「うんうん!」
何それ、なんてひどいこと言うんですか(笑)
とりあえず言われるがままにMさんの背中をたたき、うちわであおぐ真似をしました。
利用者さん「(怒りのポーズ)」
なんでや、言われた通りやりましたけど!(笑)
さっきのジェスチャーをもっと全力でやって訴えるので、これは本気度が足らないんだなと思いました。
もういいや、わかんないけど、友人Aにやったアレやっとこう。
青ミ「背中をさすって叩いて拍手パンパン!これでどうですか?」
満足そうな利用者さん。
あぁ、納得してくれたんですね、良かったです。
ドアの外に向かって手を振り、パンパン!と手を打ち合掌して頭を下げる利用者さん。
Mさん「あ、なんかくさいの無くなったね」
え、やだ、Mさんったらさっきは臭いとか言ってなかったよね?
利用者さんは誰に向かって合掌してるんですか?
怖い。
ちなみに友人Aにやったアレとはこれです。
私だけがいつも、何がなんだかわからないポカン状態です。
怖い。