口唇口蓋裂であることは妊娠7ヶ月からわかっていたので仲の良い友達や職場の人には伝えてありました。
産まれてから出産報告をする時友達はみんな写真をつけて送ってくれていました。
その写真を見るのはとても幸せな気持ちになるのですきでした。
ただ自分の息子の写真をどうするか、、、
とても悩みました。
私にとってはかわいいかわいい息子
口唇口蓋裂の口も私は愛おしく大好きでした。
だからこそ写真を見て、こわい、かわいそう等のネガティブな感情を持たれてしまったらととても怖くなりました。
それと同時に隠す必要もないけどひけらかす必要かもないと思いました。
なのです仲の良い友達、職場の人には分署で産まれたこととエコーで言われた通り口唇口蓋裂だったことを伝えました。

そして家族。
母親は元々血や怪我など見るのがとても苦手だったのでとても心配しました。
出産して仕事が終わり駆けつけてくれて
「怖かったら見に行かなくてもいいよ」と伝えましたが、
「いやいや見たいよ」と言って主人と見に行きました。
その一部始終を主人が録画してくれていましたが
「めちゃくちゃかわいい。あーかわいい」
と連呼して喜んでくれていました。
ホッとしたともに心の底から嬉しかったですり
父親、兄、主人の両親皆見に来てくれましたが誰も私を責めることなくかわいがってくれました。


そして、私が今でも忘れられず1番救われたことがありました。
息子をベビーカーに乗せて見えないように日焼けカバーを全部閉めて買い物をしていると
たまたま友達に会いました。
その友達は「産まれたんよね。おめでとう。お顔見せてー」と覗き込み間髪入れず
「おめめくりくりでめっちゃかわいい」
と言ってくれました。
えー!目のこと言うんや。戸惑ったりしないんや。と思いました。
気も遣わずその出た言葉が本当に嬉しくて
少しでも隠そうとしていた自分が恥ずかしくなりました。

我が子はかわいい。自慢の息子それでいいんだと思いました。

そして改めて周囲に恵まれていることに感謝しています。