主治医の先生が7時頃には来て
「10時ごろにはオペ室空くから出そうか」
と言われました。

点滴をしてバルンを入れてと着々と準備が進み主人も到着しました。
1時間位は時間があったので今までの入院生活の話をしました。
最初の方はピリピリしててよく喧嘩になったなーとか。


いよいよオペ室に呼ばれ3ヶ月も入院していたので助産師さんや同じ入院仲間の人たちが病室で花道のように並んで「頑張ってねー」と声をかけてくれてその時点で泣きそうでした。


オペ室に入ってから麻酔科の先生に麻酔をしてもらいましたが本当に上手で全く痛くなかったです。麻酔科の先生がリラックスさせようと
「性別は?」「名前決まってるの」
などと聞いてくれて女の子です。名前も決めてます。などと笑いながら話していました。

そして「出てくるよー」
と言われてすぐに赤ちゃんの泣き声が聞こえました。
「あー泣いたー。元気に泣いてる。生きてる。」と自然と涙が出ました。

すぐに新生児内科の先生が顔を見せてくれました。きれいにぱっくりと鼻から口が割れていましたがそんなことどうでもよくかわいいと心の底から思いました。

「赤ちゃんは今から色々検査をするからNICUに連れて行きますね。今はすごく元気そうですよ。あーあと男の子やね。エコーより小さかったね。1300gやね。」と言われました。

「えー!男の子?!」とみんなで笑いました。

その後待機室で待っていた主人も無事に赤ちゃんを一目見ることができ、男の子という衝撃を受けそこから必死に名前を考え直し始めたようです。

オペ室から出て主人と会うと
「男の子やって!めっちゃかわいかった」
と言われてホッとしました。
私は自分で産んだ我が子だからどんな顔をしててもかわいいと思える自信があったけど、主人はもしかしたら我が子の姿にショックを受けるんじゃないかと心配していました。
でもそんな心配は全くいりませんでした。
我が子のかわいさは母親も父親も同じなのだと思いました。