その後、眼科から帰ってきたその日から、私と娘のオルソ生活は始まりました。
まだ夏休み中だったので、少し気持ちに余裕があったのも事実。
9時頃から入れてみることにしました。
洗面所に椅子を持ち込んで、座らせて。

「このあたりを見てて」

そう言って、まぶたを開こうと
するけれど、

「怖いよー!どこ見るの?怖い!」

「大丈夫だよ。眼科と同じ感じで」

「無理無理!怖いー」

かたくなに瞼に力を入れる娘。

「力ぬいて!」

「怖い!出来ない」

そのやりとり40分、、、

なんとか目をこじあけ、なんとか装着するも

「痛い!痛い!とって!痛い!!」
泣き叫ぶ娘。
「え?ずれた??目をあけて」
「痛くて無理、やだー!痛いよ」
泣き叫ぶ娘にオロオロする私、、、

「目をあけないと取れないから!」
「無理だよ!痛いよー!痛いー!」

もうどうしたらいいか私もわからず、泣きそう、、、
でも、冷静に

「目を開けないと、取ってあげられないよ!」

「痛くて開けられないんだよ!無理だよ。無理ー!!」

「なら泣かないで、目のどこにいるか探して!」

と娘に言いました。

泣きながらまぶたを探す娘。

「硬いのがこのあたりにあるかも」

「黒目を動かせる?」

「やってみる。痛いー、痛いよー」
泣き叫びながら、瞼をさわってレンズを動かすこと数分。

「入ったかも。痛くない。」

「良かった。見せて」

でも薄目しかあけられない娘。
なんとかペンライトを横からあてて、目の中の光を確認。
しっかり入っているかは見えない。
でも痛みがないなら入っているよね、きっと。
私がまぶたを触ろうとすると

「怖いからやめて」

というので、もう入っているものとして、明日確認することにしました。

もちろん左目は拒否。
そりゃ、そうだよね、、、

寝る間際まで
「もうオルソやらない」と言っていました。。。