早いもので今年ももう3月ですね。
今年は異常な暖冬だったので、春が来たという感じがあまりしませんね(笑)
渓流釣も解禁しましたが、山にはまったく雪がないので、おそらく今年の川はすぐ死んでしまうでしょう…
この冬は、暖冬の影響か釣れるべきものが釣れず、本来オフシーズンな魚が好調に釣れた年でもありました。
この冬の釣果をご紹介します。

まず、不調な釣りモノの代表ですが、冬の夜釣りの風物詩ヤリイカが不調です。
先日の記事のYouTubeでも、カメラの前で釣り上げるシーンが撮れませんでした。
今年は半夜で15ハイが最高、平均2~3杯で坊主もままあります。


続いてはオフショア。今年は3回ジギングに出漁(一回目は初釣りで、前々回の記事に書いてます)しましたが、毎回数が釣れています。
一見良いのですが、本来冬は10kgオーバーの大マサやブリを獲りたいシーズン。今年はベイトのサンマが入ってこず、2~3kgクラスの群れが居着いて数釣りになってしまいました。これはこれで楽しいですが…
暖冬の影響は、良い方にも…

私のライフワークであるキス釣りですが、今年は越冬キスが好調です。
3回釣行しましたが、毎回半日で30~60匹と、盛期並みの釣果が出ていますし、型も揃っています。普段は、一日15匹ほどを寒さに耐えて釣るのが越冬ギスの醍醐味なのですが。こちらも前記事のYouTubeで、素人の女の子でも軽々と釣っています。


平日の夜釣行では、ヤリイカが不調なので、今年は穴子をよく狙っています。動画では取り逃がしましたが、キロ級の大穴子もゲットしました!
こんな真冬に穴子はあまり釣れないはずなのですが、今年は暖冬の影響か、食べるほどは十分釣れます。

なんといっても、穴子の魅力は食味。最近はシロギスですら釣るのを楽しんだら市場に出してしまうことが多いですが、アナゴばかりは自分で食べるために釣ります。
煮穴子、白焼き、天ぷら、鍋、何にしても絶品です。自分で釣る魚で一番旨いんじゃないかな??

穴子を釣っているとよく釣れるのがコイツ…もちろんリリースはせず持って帰ります。煮付けや唐揚げで美味しくいただけます。出荷しても、魚が居ない朝なら1000~2000円ほどの値段がつくことがあります。
さらに、先日穴子狙いでこんな外道が…

上げた仕掛けにこんなものが…何じゃこりゃ!?!?
ヌメリがハリスに絡みつき団子状になっています…
そう、これは「ヌタウナギ」です。
韓国では一般的な食材のほか、皮をなめして財布などを作るのに使われています。
当地でも、以前は専門の漁師がおり、下関から韓国に出荷していました。
しかし、時期によって岸から釣れることがあるとは聞いていましたが、本当に釣れるとは…私も長い釣り人生で初めての獲物です。
当然、食べてみることに。
ヌメリが水を吸い膨張し、排水口が詰まると聞いたため、しっかり滑りを外で落とします。

ヌメリを落として改めて見ると…グ、グロイ…
目もヒレもありません。そしてこの口…

この口からこんな歯が出てきます…まるで悪魔かエイリアン。

皮を剥いでしまえば、もう滑りは出ないのでキッチンで料理しても大丈夫です。

ぶつ切りにして、同じ日に釣れたイカのゲソと一緒に、ごま油とニンニク、塩味で炒めてみました。骨は軟骨なので食べられるとのことでしたが…
食べてみた感想…「魚じゃない!」
正式には魚類ではないので当然かもしれませんが、魚の食感や味ではありません。
言うならば、筋張った安い豚肉…という感じ…
また釣ってこんどは刺身に挑戦してみようかな…
みなさんもヌタうなぎを釣ったらお試し下さい!