暑い夏も終わりすっかり秋になりましたね~。
釣りシーズン到来です。
今年の夏は暑かったですが、個人的にアツかったのがチヌ釣りです。
以前の記事で、関西在住時代によくやっていた落とし込み・前打ち釣りの、地元での開拓をはじめた…と書きましたが、思いのほか結果が出て夏の間(バイトのイカ釣り以外)はこればかりやっていました。



釣行時間は、仕事が終わって日没までの1~2時間。
餌のカニやイガイを採取してすぐに釣りを開始。これで15回ほど釣行し、ボウズは2~3回しかありません。
地元では、ほとんどフカセ釣り(たまに団子釣り)の対象魚とされているチヌ。
落とし込みや前打ち釣りの人口は10名も居ないと思われます。
フカセ釣りでは一日撒き餌を撒いてボウスで終わることも珍しくないチヌが、1時間足らずの釣りで、餌代もかからずほぼ毎回釣れるのですから、釣り仲間らもびっくり。道具を揃えて参入する人も増えました(おかげでチヌがかなりスレてしまいました^^;)。

こんなテトラが前打ちポイント。
落とし込みが成立するのはごく限られた場所ですが、テトラでの前打ちならポイントは結構あります。
ただし、水が澄んでいるので、時化後で水が濁ったときや薄暗い時しか食いません。
ベタ凪の日に、テトラ際にチヌが泳いでいるのを見つけて、夕方や時化た後に釣行します。




チヌ、キビレ併せて20枚以上はこの夏に仕留めました。
数だけではなく、サイズも出ています。

このチヌは…

50.5cm!

そしてこのチヌ…
道糸を20m程度しか巻いていなかったのですが、それを全部引き出され、バッキングラインと道糸のつなぎ目でガイド(落とし込み用の竿はUガイドという極小ガイドがついている)をすべて吹き飛ばされ、竿が大破しました^^;
竿を折られてもなんとか取り込んだのですが、それだけの価値はある魚でした。

51.5cmの貫禄ある年無しでした。
夏季がシーズンの釣りなので、これからはフカセ釣りに分がありますが、この手軽さと、太鼓リールでのスリリングなやり取りを体験すると、もうフカセ釣りをする気が失せてしまいます^^;
また来年の夏が楽しみです!
P.S.
大型チヌを表す呼称「年無し」ですが、皆さんなんと呼びますか?
関西にいたころは、周りはみんな「としなし」と言っていました。
しかし、島根ではみんな「ねんなし」と言っています。
また、関西では「50cm以上」を「年無し」と定義している人が多かったですが、こちらでは顔つきがごつくて「これ以上長さが成長しなくなった老成魚」を年無しと呼称するようです。48cmでもそれっぽいのは年無し。50cmでもスマートな魚体で若そうなのは年無しではない…(個人的は単に居着きか回遊かの違いのような気もするのですが…)
いずれにしても、長年生きた大チヌに敬意を払った呼び方であるのは間違いありません。
ベテラン漁協職員に聞くと、チヌの呼称は大きさに応じて
まず「チン子」(決してコと読んではなりません((笑)」
3年(いわゆるメイタクラス)
4年(40cmくらい)
5年(45cmくらい)
そして年無し
という流れだそうなので、「ねんなし」と呼ぶのは納得です。
「としなし」も「歳がわからないくらい大きい」という意味では納得。
みなさんの地域では、どちらですか?