オーストラリア遠征の特集の途中ですが、昨晩釣りに行ってきました。
メバリングに誘われました。
去年のこの時期は敦賀で良い思いをしたのでそちらに行きたかったのですが、風が強すぎて断念。
ホームの宮津なら何とかなるかと思いそちらに行くことに…
宮津のお気に入りポイントは、イカナゴが入った時期限定の回遊ポイント。まだ早いので見込みなし…
ということで、以前エギングで目星をつけていたポイントに行くことに。
ここなら釣れるという読み…
当然狙いは「尺」メバル!
薄暗くなって釣り開始…ここは多少風裏になるもののやはり風に相当苦戦する。
しばらくアタリが無いが、このポイントをプッシュしたのは私なので釣らねば…
やっぱり…私のポイント選択は間違っていなかったようで…
「来ましたで~!!」
デカそう…
「お~、デカイ!デカイ!!」
これは立派な黒メバル!
サイズが縮まないうちに計測…あっ、メジャーを忘れた。
同行者のM川さん。「簡易メジャーならあるで。」
早速借りて計測。
あおりー「28cmくらいかな~」
メジャーを当ててみる…30…
30…
30!!!!!
「M川さん、30cmや。これ、尺メバルや~!!!」
テレレ~レ~、テ~レテ~レテレレ~♪(ロッキーのテーマのエンディング)
メバリングを初めて7年くらい。
特にここ3年ほど、目標にしていた尺メバル!
常に夢みていた尺メバルをついに…
あおりー「M川さん、やったよ~。グシュン…ついにやったじょ~。」
「オーストラリアで運を使いはたしてなかったんだよ~…グシュン…」
M川「よかったなあ~…いや、ホンマに泣いてるやん…」
感涙である…
あおりー「グシュン…さて、もう一回ちゃんと測りますか…」
「…ん?」
「M川さ~ん! あかん! コレ29cmや~!!」
テンション急降下である…
「1cm伸びろ、ボケぇ!!」
メバルの関節を外してみたり、ぐるぐる振り回して遠心力で伸ばそう…と馬鹿なことを試みるが、伸びる訳がない。
平らな場所に持っていっても、斜めに測っても、魚の体表にビタビタにメジャーを当てても、やっぱり30cmに届かない。
あと1cm…
「ごめんなさい。僕は今まで自分の身長が169cmなのに170cmだと言っていました。これからはちゃんと169cmというのでこのメバルを1cm伸ばして下さい。」
神頼みしても釣ったメバルは成長しない。
これが尺メバルの壁…俺の涙を返せ!!
でも、自己記録は5mm更新…
テンション急上昇から急下降で釣り再開…
「もう尺は来らんで~…」
…来た。
「来た!これは尺や!!今度こそ尺や!!!」
先ほどの29cmより随分引きが強い!!
ということは尺間違いなし!!!
いや、33cmくらいあるんちゃうか…
尺メバル対応のロッドがバットからひんまがって、かなりキツいドラグがチリチリ…
「あっ、藻に入った!!」
ここから格闘…
「出ろ~…出てくれ~…」
魚が動くのを待って引っ張るがまた入られる…我慢比べ…
「次に動いたら勝負を掛けてやる…」
これが、根負けだった…
ブチっ…
「あああ~…あああ~…」
やり取りのミス。技術不足。
藻に入られる前にもっと強引に浮かすんだった…もっと我慢強くやるんだった…
もう遅い…
やはり、私にはまだ尺メバルは釣れないようだ…
しかし、逃がした魚は大きかった。間違いなく…もう言ってもどうしようもない。
でも、悔しい。千載一遇の大チャンス…
本日2回目の涙である…
その後、風が更に強まり、どうしようもなく帰ることに…
漁港の外灯下に寄ってみる。
アタリは多いのでちょっと癒してくれる…もちろんバーブレスフックでオールリリース。
帰宅…
オーストラリア遠征ののクールダウンに…と思って行った釣りでまさかのノックアウト。
もう、オーストラリアの達成感も満足感も一気に吹き飛んでしまった…
日本の海の洗礼。
悔しい…本当に悔しい…
少なくとも、今日のバラシの教訓は次につなげることにしよう…
ポンピングはしないで一気に浮かせる。
ラインシステムを見直す必要がある。メインライン0.4号か0.6号、リーダー1.5号に上げよう…
次のチャンスはいつになるのやら…
使用タックル
竿:アレス ベルダンディ704T
リール:ダイワ 月下美人MX2004
ライン:ラパラ ラピノヴァX 0.3号
リーダー:シーガーフォース1号
ルアー:ジャズ 尺ヘッドR1.5g + ダイワ 月下美人ビームスティック2.2インチ