青子の本棚

青子の本棚

「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤本和子
  ☆椅子にのぼって世界を覗こう。


青子が読んだ本の感想ハートです。




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毎年同じの今年の抱負。

 1.秘密は守る。

 2.陰口はたたかない。

 3.人は裏切らない。

に加えて、

 4.健康に留意。

 5.汚部屋整理。(使わないものは捨てる)

は、やはり年のせいか。(^_^;)



みなさま、今年もよろしくお願いいたします。☆-( ^-゚)v 


 

 

 

 

弟殺しで遠島を申し渡された罪人:喜助の護送を命ぜられた同心:羽田庄兵衛は、高瀬舟に喜助を載せ大阪へ向かう。喜助には同乗する親類がおらず、しかし、始終神妙な態度で、何故か満足気な喜助が気にかかり、庄兵衛は問いかけるのだが……。

 

 

 

 

「乙女の本棚」シリーズです。

 

 

超有名なキラキラ名作ですね。

なので、もちろん既読です。

細かいところは忘れてましたが。汗うさぎ

 

 

現代でも、安楽死問題として十分通じるものがあります。

では、現代なら喜助は、殺人罪になるでしょうか。

 

弟くんは、喜助が手を貸したことで死んでるので、やはり「殺人」でしょうね。

ところが、本人がそれに同意しているので「同意殺人」?

 

ただ、その同意の証拠ないですよね。

喜助の証言だけ。

手伝いの婆あさんにでも、弟くんが普段から「死にたい」なんてもらしてたら同意として認められるのかなぁ。

 

 

もしも、裁判員裁判で裁判員に選ばれたら……、なぁんて考えてしまいました。

ここでも、死刑ではなくて遠島だけど、情状酌量の余地だらけなので、私なら執行猶予にしてあげたい。

 

 

では、もし、私が喜助だったら?

弟に頼まれても、目の前で弟が苦しんでても、やっぱり剃刀には触れないなぁ。

だって怖すぎる。ネガティブ

根性なしです私。

 

それに、剃刀が刺さってることで止血になってるってことでしょ。

それを抜くと……。ゲッソリ

半狂乱で119番救急車通報携帯だ。

現代に生まれてて良かったよ。

 

って、もちろん、そーゆー話ではないのだけれど。。。汗うさぎ

 

 

喜助の話を聞いた庄兵衛は、<いろいろに考えて見た末に、自分より上のものの判断に任す外ない><オオトリテエ( authority )に従う他ない>と結論します。

しかし、……。

なんだか腑に落ちない。もやもや

だよね。

 

 

 

イラスト担当は、げみさんですが、作品ととても合っています。

京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コースを卒業されたという紹介文に、納得しました。

 

 

 

 

    

本 人は身に病があると、この病がなかったらと思う。その日その日の食がないと、食って行かれたらと思う。万一の時に備える蓄がないと、少しでも蓄があったらと思う。蓄があっても、またその蓄がもっと多かったらと思う。かくの如くに先から先へと考えて見れば、人はどこまで往って踏み止まることが出来るものやら分からない。それを今目の前で踏み止まって見せてくれるのがこの喜助だと、庄兵衛は気が附いた。