ヘミングウェイの

「誰がために鐘は鳴る」は

とても良かった。

面白かったか、と問われれば

面白くはなかったのですが

やはり名作なのだなぁ~と感じます。

最も印象に残ったのは

本編が入る前の

この詩



人は誰しも自立した孤島ではない
人がみな大陸の一片 本土の一部
もし一片の土くれが波に洗い流されれば
ヨーロッパはそれだけ狭くなる
まさしく一つの岬が洗い流され
あなたの友人やあなた自身の荘園が
洗い流されたかのように
だれが死んでもわたしの一部が死ぬ
わたしもまた人類の一員なのだから
ともなればもう問うまでもない
誰のためにあの弔鐘は鳴っているのかと
あれはあなたのために鳴っているのだ

まさに今、心に留めたい詩だと思います。