僕は誰だろう・・・


何も思い出せない・・・


僕は弱い・・・


誰も守れない、自分ですら


「なら強くなろう!!」


響く強い声


真っ暗な世界に白い光が差し込む


僕はそこを目指して歩いた



祐介「ここはどこ?」


気がつくと目の前に城があった大きいけど荒れ果てた城

城壁は崩れ草木は枯れて人の気配はない


祐介「なんだろ・・・すごく寂しいとこだ」


進みとても広い部屋に着いたそこには朽ちた王座があり

そばにはひとりの少女がいた


???「待ってたよ」


祐介「え?」


少女は僕に近づいた、整った顔に栗色の髪に祐介は少しドキっとした


祐介「君は誰?」


???「優月(ゆづき)だよ、一応~はじめましてかな」


一応という言葉に引っ掛かりを覚えたが話を進めることにした


祐介「ここはどこなんだ?そして僕は誰なんだ?名前以外

なにも思い出せないんだ」


優月「無理もないよ、君の心は壊れてしまったんだ」


祐介「僕の心は壊れた・・・?」


優月は頷くと外を指差した


優月「ここね、数日前までは綺麗なお城だったんだ~うち一人しかいなかったけど

すごくいい所だったんだ・・・だけど君は全てを失ったんだ家族も友達も・・・記憶も」


優月はうつむいたまま黙り込んでしまった泣いてるようにも見えた


祐介「僕は・・・どうすればいいかな?」


今の僕は何もないのなら何か探さなきゃ


優月「また外で生きていく覚悟はある?君にはもう何もないんだよ完全なるゼロ

守ってくれるものなんてないそれでも前を向いて歩ける?」


僕はこれからの事を考えた・・・守ってくれるものは何もない残酷な呪われた

世界へもう一度踏み出せるかどうか


祐介「一人じゃなさそうだしなんとかなるかも」


優月「え?」


祐介「僕は一人じゃない君がいる、僕は弱くて運もないからさ」


「僕に力を貸してよ」


僕はもう一度ゼロから進もうと思った何もないなら作ればいい

探し出せばいい何が待ってるか絶望かもしれないし希望かもしれない

それを見るために僕はもう一度「立ち上がった」