訪問着には羽織を合わせない。? | 横浜市旭区きもの専門店 きもの和五十鈴

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羽織の着用について。気になるメルマガを見つけて引用させて頂きました。自分で気になっていたことがそっくりそのまま書いてありまして。「訪問着には羽織を合わせない。」と。そう習ってきたのでそのままお客様にお伝えしてきましたがなぜ合わせてはいけないのか?今の時代本当にそうなのか?と腑に落ちない事でした。以下の文章は引用したものです。

羽織の歴史は戦国時代まで遡ります。有力な武将は自分の家紋や好きな柄の羽織を冬の防寒具として使用していました。江戸時代には羽織袴が様式化し、武士は日常着、町人は礼服として定着しました。

江戸中期になると紋付羽織袴が最も正式な服装となり、それと同時に身分や家柄を示すために家紋を入れるようになります。ただし、羽織姿は百姓では村役、商人では番頭以上など着用できる人は限られていました。

幕末では羽織袴は武士の正装、男子の礼装として普及していき、現在では正月などおめでたい時には芸能人が羽織を着てテレビ出演しているのをよく見かけます。

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ちょっと長めの引用でしたが、上記のことからわかるように羽織はもともと男性用のもので女性が着ることはありませんでした。しかし江戸の中頃になると江戸の芸者さんたちが着用するようになります。いろんな話を総合するとこのころの芸者さんは現在のTVタレントのような位置でファッションの最先端を取り入れて、そして羽織は女性も着用するものとして定着いたしました。というわけでもともとは男性用のものが進化して女性も着用するようになったものなので羽織は礼装用にはならない、というのが一昔前の定説でした。そして今回の「訪問着に羽織を合わせるのはアリかナシか」というお話に入っていくわけですが、女性の訪問着は礼装用なのでその上に羽織を合わせると礼装用のものに礼装じゃないものを合わせることになってしまい、そういう合わせ方はNGとされていたのです。しかしですね、冒頭で書いたようにSNS等でみていると訪問着に羽織を合わせる方が多々おられまして、時代は少しずつ変化して行ってるなぁ、と思うことが多くなりました。そういう合わせ方をみて「訪問着に羽織を合わせるのはダメなんですよ」なんて野暮なことは申しません。服飾文化は少しずつ変化していくものであり、江戸時代の芸者さんが羽織を着始めた時に「それは男性が着るものですよ」なんて言ってたら今から考えたら野暮ですよね。それと同じでそんなことをいちいち指摘するのは野暮ってもんです。と、ありました。その時のお天気によっての着方が浸透してきたわけですから羽織もそれに習えで問題は無いわけで、附下を着てそんなに寒い日でなければ道行コートではなく羽織でもいいのではないか?と思う事が何回かありました。

まずは自分で実践してみようと思いました。

ここからお知らせです。今後の五十鈴のイベントの予定です。

7月5日(金)~7日(日)までジュエリーリフォーム展

7月26日(金)〜28日(日)博多展を開催いたします。1年に1度の

ジュエリーリフォーム展ではパールネックレス糸替えや指輪のサイズ直し

デザインを新しく等々承ります。ジュエリーボックスの中をチェックしてみてください。また、5年ぶりに博多の老舗メーカーさんが来場。「今どきの博多帯」を紹介して頂きます。予定を確保しておいてください。

8月4日(日)夕方から「ゆかたパーティー」を開催致します。

五十鈴店内にて行いますので「ゆかた」でご参加くださいね。

少し早いですが11月に結城の里に産地見学に行きますよ~

またお知らせしますね。

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卒業生の方から「忘れちゃったから復習で見ています」と連絡を頂いたりしています。名古屋帯、袋帯共に前結びを解説していますので参考になさってください。

 

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