夕方、くにぞうと話。
「家が広く感じる(ガランとしてて寂しい感じ)」ということから話し始め、「自分たちの声が外に聞こえるのか気になる」という話を。
くにぞうは、外で話している声のほうが気になるそう。「そんなに聞こえないと思うよ」と言われるけど、「気にしないように気にしないように、と思うのに気になっちゃう。同じような人もたくさんいて、ネットの書き込みもいろいろある」とか話す。
「何か前世でも、そういうことに関係することがあったんじゃない?」と、くにぞう。私もそう思う(ふたりは、信仰などがあるわけではなく、おおざっぱな話です)。
「気にする自分を受け入れる、ってことじゃない?」とも言うくにぞう。そうだね。
くにぞうは、この家が快適だそう。「そう言ってくれるとすごい嬉しい」と伝える。
前の賃貸マンションとの比較の話とかも。上の階の音もそこそこ伝わってきたし、私たちのもそうであったろう。また、どこかの部屋の人がベランダでタバコを吸っているか、換気扇を通して伝わるのか(定かじゃないけど)、時々匂いがすることもあった。一軒家だとそんなこともないから、そういう点はいいよね、ということとか。
くにぞうが「まあ○年くらいローンを返したら、土地以外の部分は返してしまうことになるから、ふたりだったら、どこでも行けるよ」と言ってくれた。「値下りしなければでしょう?」と言うと、「まあでもこのへんは、そんなに急に下がったりはしないんじゃない?」と。ここから引っ越すなんてことはないと思うけど、こんなことを言ってくれたのがすごく嬉しかった。
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「今まで、みえぞうは家を間違いなくつくりあげるという目標があって(パーツ選びとか、実務担当)、走り続けてきたから、気が抜けて、ほけーっとなっちゃうのはしょうがないよ」とも言ってくれた。
「一日中家にいると、気がめいっちゃうかもしれないから、もう少し外に出るようにしたら」とも言ってくれた。
とにかく、くにぞうにいろいろ話したら、少し安心した。
話はあちこち、いろいろ。くにぞうは仕事のことも、いろいろ考えているみたい。定年後のこととか。「ほんとにここで塾やる? 全然できるよね」とか私も言う。
話す場所がないから、ってのもある。「このベッドルームは話しやすい、1階より」と言うと、くにぞうもそうだって。「じゃあやっぱり1階は話しにくいんじゃん!」
窓が開いてなくても、意識の問題で2階のほうが自由に感じる。今まで2階以上の暮らしが多かったからだろう。
でも何でも、何でも、やっぱり、話したほうがいいんだな。
いつか慣れて、引っ越してきた時は、こんなことあったなあ、なんて思っていたらいい。
多少涙目だったが、クリーニング屋さんから電話がかかってきて、今日取りに行くと約束していたので、チャリで急ぐ。
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雑誌の取材のために、クリーニングに出していたパンツをとりに。住宅街を見回しながら行くと、まあ、夏で冷房してるのかわからないけど、けっこう窓は閉じられている。やはりお隣の声とか自分たちの声とか気にして、閉じているってこともあるんじゃないかな。現代の都会では。
帰ってからくにぞうに「けっこうみなさん、窓閉まってたよ」と報告する。
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ガーデンプランナーさんから、新しい見積もりくる。入口のあたりに柵もつけてもらうことにしたのだけど、とりあえず木を植えるのを先に。塀のそばに、3つ鉢を並べることにした。
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7月末。暑くて、家の中で動いて家事とかするだけで、汗ダク。ゴミ出しなどあるし、ご近所の手前、簡単なメイクくらいは朝起きてするようにしてたが、すぐシャワーで落ちるので、夏はできないかもなあ。
とりあえず、一日一回は家から出たほうがいいと思うので、チャリで出かけ、図書館行ってみたり。長い時間、そこで雑誌読んでみたけど、やはり長いと冷房の寒さが気になる。自分ちって、ほんとに自分の好きにできるのでいいんだなあ。
そこから、チャリで家電店まで扇風機を見に。試すために、いちいち風を正面から受けて寒すぎた。が、目星をつける。
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別の日。
ヨガの後、川原と家へ。今度、木を植える庭も見てもらったり、ベッドにねっころがって、タラタラと新しい家についての窓の悩み(自分たちの声が窓から聞こえるか問題、ガランと寂しい問題)など話す。こうやって話せる友達がいて幸せ。
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植栽をしてもらう日。ガーデンプランナーさん到着。鉢3つにシマトネリコだったが、川原が「窓の近くには植えないの?」と言ったので考え直し、オリーブを窓の近くに植えてもらうことにした。
土を鉢に入れるのを、参考に見せてもらう。根を少しほぐして、鉢底石?というのを入れてから、土を。むちゃくちゃ暑い日で恐縮する。
夏は本当にたいへんなお仕事だなあ。
[その植栽]
鉢植えで持ってきていただいて、植える場所を決めていく。この場所は、結局オリーブに。
シマトネリコ(上の写真)は、大木にならないよう鉢に。
オリーブを植えたところ。
外なのであまり写真が撮れませんが、どれもだいたい背丈くらいの苗。地植えだと、そこからぐんぐん大きくなります。
[今日のひとこと]
せっかく一軒家に引っ越してきたのに、マンションのほうがよかったか…という、私の重たい不安を尊重してくれ、「ふたりだったら、どこでもいけるよ」と言ってくれたことに本当に感謝していて。こんな人と結婚してよかったと。もしパートナーさんが家のことで(他のことでも)、こんな不安に襲われていたら、どうかやさしくしてあげてほしいです。その時の態度は、きっと、一生覚えているものとなります。
前にも書いたけど、そのうちにだんだん(1年くらいたつと)一軒家に慣れてきて、2階の窓は開けるけど、1階は閉じてることが多いとか、夜はみなさんもう閉じてることが多いので、小さい窓を開けて風を入れるとか、時間帯と場所を工夫したりして、わりとすっかり大丈夫になりました。
ガランと感じるのは、家の機密性が高くて、窓を閉めると音があまり聞こえないから、というのもあるかも(それもすっかり慣れる)。
私ほど気にしすぎな人でも慣れていくので、大丈夫です。マンションのもろもろのこと↓を考えると、一軒家でよかったです。ランダムに気になることを以下に。(マンション住まいの方、心配性すぎる私個人の気にすることです。ごめんなさい)
管理費と修繕積立金をずっと払い続けること。それが急にどっと上がっても、払わないと住んでいられないこと。歳をとって年金でそれらを払えない人が出てきたら、その対処もしないといけないこと(もめたり、退去してもらったり?)。分譲だと責任持って暮らしている人が多いと思うけど、勝手に賃貸に出されてしまったりすること。
大規模改修の数ヶ月が耐え難いこと(薬品の匂い、ベランダを封じられること)。理事とか、理事会とかをやらないといけないこと。薄く知ってるような、知らないような人とエレベーターでよく一緒になったりすること。
もちろん音が響いてしまうこと。古いマンションで将来建て替え問題とかあったら、おおごとすぎて気が遠くなること。その際、リノベとかだと、せっかく改装したのがすべてなくなってしまうこと。などなどなど。
一軒家にも、もちろん多くの問題があるとは思いますが、さんざん考えたあげく、今は一軒家でよかったと思ってます。特に管理費と修繕積立金を生涯にわたって年金から出し続けていくのは、なかなか厳しいのではと懸念。一軒家の修繕もたいへんだけど、ボロボロになっていても住んではいられ、強制徴収はないので。
なので、「歳をとったら、大きな一軒家はたいへんだから、駅近の小さなマンションに引っ越したほうが便利」などという記事を読むと、そこから管理費と修繕積立金をずっと払っていけるんだなあなどと思うことも多いです。
すみません、まったくの個人の見解です。
●ちなみに、2016年に取材にきていただいたWEB「100%LIFE」で、家の中が見れます。
(レンズの関係で、本棚とか、やや伸びて写ってるものも)
タイトル:「自然素材にこだわり抜いた本質的な暮らしの贅沢」
『あおきみさんち、家を買う』の中にも、家の写真あります。
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