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しっぺ返しをされたことありますか?
何かをして、すぐに仕返しをされることをしっぺ返しと言いますが、このしっぺは禅宗で使う竹篦(しっぺい)からきています。

座禅では指導者が座禅をしている者の肩を打ったりしますが、位の高い僧は打つ役を交代で務めるため、打ったり打ち返されたりという意味で使われるようになったようです。

ただし、座禅の際に肩を打つ道具は警策(けいさく)と言いまして、竹篦は禅問答の際に指導する者が儀礼的に持つ竹製の細い棒を指します。
かつては竹篦でも打つことがあったのか、言葉が出来る際に竹篦と警策が混同されたのか。

ちなみに人差し指と中指で相手を叩くしっぺは、江戸時代前にはもうあったようです。