4Q10学校ではプログレスを使用しています。早くから英語を始めたせいか、中1のなかばまでは得意科目でしたが、学年末では平均点近くまで下がりました。本人はだんだん難しくなってうまく勉強が進まないと申しております。親としては自信を取り戻してほしいと思います。いかがでしょうか(中2私立)

 A  プログレスは学校によって使い方がまちまちという気がします。学校の指導内容に合わせた勉強法を工夫することが肝心です。本人の学力を診て、学校の授業内容を十分にお伺いしたうえで勉強法をご提案いたします。まず、中間・期末で納得のゆく結果を出すことです。習ったことをそのままにしておかないで、自分のものにしてゆく、復習の積み重ねの習慣をつけることが大切です。塾での授業は学校の進度をみながら、やや速めに進めてゆきます。BOXの例文を板書でていねいに説明し、塾用テキストやプリントで十分な添削指導を行い、その後EXの長文演習を行います。長文は単語を調べ、まず自分の力で読んでみることをお勧めしています。その際、派生語やイディオムなども書き留めるように指導しています。長文を読む際には、意味のまとまりごとに/を入れ、なるべく戻り読みを避け、一方通行で読み進めて行く速読法を指導しています。この読み方はリスニング対策にも役立ちます。早い時期に学校の指導内容に沿った自分独自の勉強法を確立させることで、自信が取り戻せます。自信がわき、余裕が生まれたところで、これまでの文法を単元別に徹底的な弱点補強をおこないます。わからなくて区別がつかなかったり、うろ覚えだったところをはっきりと理解することで、より一層の自信がわき、自発的な勉強へとつながります。

 Q11高校受験をめざし塾に通っておりますが、英語がなかなか伸びません。本人は「習ってもすぐに忘れてしまう」と申しております。親としてはこのまま塾に通わせながら、そちらにも通わせたいと思います。他塾との併用はいかがでしょうか(中3公立)

 A  特にかまいません。当塾は1対1の授業ですから、声に出してなじませて書かせて解かせます。学校の教科書と英検や入試の過去問の長文を声に出してしっかりと読ませます。自分で十分に理解できたか、確認させながら授業を進め、わからないところをそのままにしておかないよう指導します。
まず、教科書にそって、基本をていねいに説明した後、反復演習をさせながら、間違った箇所や解けなかった箇所を重点的に指導します。ポイントが整理できますし、しっかりと定着します。習ったことをそのままにしておかず、すぐに自分のものにしてゆく学習法が身に付けば、解くだけに終わらず、「自分の使える英語として覚え込もう」とする姿勢が自ずと身に付きます。しだいに正答率が増し、得点力がついてきますので、全問正解すると「よっしゃ」とまるで受験生であることを楽しむかのように、受験にチャレンジしてゆこうとする積極的な勉強態度にかわります。第一志望校合格をめざし、自信を持って本番に臨めるよう励まし続けてゆきます。

 勉強のやり方を教え、今やるべきことを今やらせます

 Q12付属校のせいか本人はマイペースで勉強していると申しておりますが、親としては高校に進学して外部からの入学生に負けないねばり強さを身につけてほしいと思います。いかがでしょうか(中3私立)

 A  中学英語を高校受験のための英語ではなく、高校英語にスムーズに移行し、しっかりと理解するための基礎英語と位置付け、徹底した反復演習をおこないます。高1で習う過去完了や関係副詞は、中3で習う現在完了や関係代名詞が土台になりますし、中2で習った不定詞や比較は、高校ではさらに細かく複雑になります。高校に入学してから英語でつまずかないためにも、中学英語を総復習しておくことが大切です。授業は学校の進度をにらみながら、やや速めにすすめてゆきます。余裕の生まれたところで高校受験用の塾用テキストを使って中1中2の総復習をおこないます。また、随時確認テストをはさみます。理解度をチェックし反復学習の重要性を認識してゆくにつれ、工夫を重ねながら自分独自の勉強法を生み出します。この勉強法を積み重ねてゆくことで自信がわき、粘り強さが身についてゆきます。