Q7 新中1です。初めからお願いするのも早いかなとか、1学期は中学校に慣れさせて夏からお願いしようかなとか、決断に迷っております。いかがでしょうか

 A  以前にも同じようなお問い合わせをいただき、スタート講座として、三人一組(1対3)で、授業を実施しました。発音しながら英語の文を書けば慣れるし、英語を好きになるし、自信が沸くし、得意科目にする早道!と考え、テキストやプリントは一切使用せず、単語テストも行わず、ノートと板書だけで授業を行いました。また、90分4回よりも60分6回のほうが効果的と考え、日曜休をはさんで6日連続で実施しました。授業内容は、Be動詞と一般動詞、単数形と複数形にしぼり、日本文と英文との文の仕組みのちがいを理解させることに努めました。単語を入れ替えて、3語から5語の短い文をいくつも作り、板書で解説した後ノートに3回ずつ書かせました。私がそれぞれのノートをチェックした後、「単語と単語の間を少し空けましょうね」とか「きれいに書けるようになりましたね」とか、一言添えて返却するよう心掛けました。また、単語力を強化するために、ストップウオッチでアルファベットを書くタイムを計ったり、前日に扱った単語から10語を取り出し、2回ずつ書くタイムを計ったりしました。講座終了後、生徒から「楽しかった」「自信がついた」と感想を述べてくれました。私もまた、テキストやプリント類に内容の制約を受けませんでしたので、楽しく伸び伸びと指導できた気がします。すべてノートに残す授業形態でしたので、保護者の方にもご納得いただけた授業ではないか、と自負しております。

 Q8 英語は初めてです。親からみて理解が少し遅い子なので個人的に面倒をしっかりみてくださる塾を探しています。いかがでしょうか。(中1公立)

 A  まず学習習慣を身につけることから始めます。毎回授業は同じ進め方で進めてゆきます。単元を細かく分け、それぞれに到達度目標を設定します。板書でていねいに説明した後、ノートを使って基本文が十分に使いこなせるように指導します。次に塾用テキストや教科書準拠ワーク、および私の作成したオリジナルプリントを交互に交換しながら添削指導を行います。理解度をチェックしながらその際、できるようになったら必ず褒めてあげるようにこころがけています。また理解できていないなら再度ていねいに説明したのち、努力目標を設けます。一つ一つ小さな目標を達成してゆくことで自信がわき、得意科目のまま維持してゆきたいという姿勢がうまれます。家庭でも弱点を自ら補強しようとする自発的な学習習慣がしだいに身についてゆきます。

 Q9 小学生の時に英検4級を取りました。中学生になっても、その先順調に伸びていってくれるか不安です。いかがでしょうか。(中1私立)

 A  各学年の学習内容枠を取り外し、本人の理解度をみながらどんどん先に進めて行きます。英検3級では二次試験に面接が課せられます。その対策も兼ねて、各単元を終わらせた後、その単元までの長文演習を行います。一語一語自分の声で確認しながら、ていねいに読む習慣を身につけさせます。differentとdifficultなど自分の声で発音しながら、ていねいに読み進めてゆくことで、注意力がつきますし、英語の文章になれます。また、家庭で繰り返し読むことで、単語、イディオム、文法の内容が頭の中にしっかりと定着します。中2で3級、中3で準2級をめざし、大学入試にもつながる、しっかりとした土台を築いてゆきます。