新たな春、新たな飛躍、春こそきっかけをつかむチャンス。新しい春を迎え新しい学年になることを機に、今の受験勉強を見直してみてはいかがでしょうか?近年よく年内入試と言われますが、各大学が推薦枠を増やし、一般入試枠を減らし、また定員枠以上に合格者を出さなくなり、大学入試自体も大きく様変わりしつつあるように思います。
しかし、それでも24年現在のところ大半の受験生は、一般入試です。最近では、共通テストと一般受験に向けて、早めに準備を始めたが、一向に成績が上向いてこない。本人の意欲の問題もあるが、何をどのようにして勉強すればよいかアドバイスしてほしいというご要望をいただきます。また偏差値55から60 先月、英検より、2024年度から長文が減り、英作文が増えるという変更が発表されました。今後ますます発信力の強化が必要になってくると思います。
山口から東京の生徒に受験や英検が指導できるのかとお考えになる方もいらっしゃることと思います。確かに一般入試での私立難関校や医学部受験、また国公立の2次試験は、入試問題の特色や癖を知り尽くした地元の塾や予備校で、切磋琢磨し競い合うのがよいと思います。その一方で、近年「年内入試」と言われ、推薦入試が過半数を上回ったり、共通テストや英検の結果が一般入試に利用できたり、大学入試自体が以前に比べ、大きく様変わりしつつあります。さらに、今回の英検の一部変更の発表により、英検2級を早めに取得し、準1級を目指す生徒が、今後ますます増えてゆきそうに思います。
そこで私は当塾の今後の新たなる指導方針として、4つご提案したいと思います。
 
まず第一は、英検準1級を無理なく目指そうです。
英検は出題形式がよく似ています。そのため、3級をめざして過去問を解くことが、3級合格のためだけでなく、将来受験することになる2級や準1級にも役立ちます。英検の受験日が迫ってきてから急に対策をするのではなく、普段から英検過去問を解くようにすれば、出題形式や時間のペース配分がわかってきます。3級対策で解説に載っていた解き方が、準2級でも生かせることがわかります。授業中に私と一緒に解いてみることで、家庭学習での進め方がわかってきます。また、当塾では2次対策も十分に実施します。授業後にラインで、次回の予定確認と自主的にやって欲しい宿題を指示します。普段から英検対策を計画的に進めることで、準1級レベルに無理なく早めに到達することが可能になります。
 
第2は、共通テストで8割を目指そうです。
生徒から、初見の長文が読めないとか、リスニングが聞き取れないという相談を受けることがあります。私は、「音読不足が原因。方法論とかに拘らず、シャドーイングで毎日音読特訓」と助言しています。ネイティブの先生の声に合わせて読みながらシャドーイングを積み重ねることで、先生の読み方を丸ごと真似て読むようになり、リズムで読む、リズムで聴くことを意識するようになり、自然と英語のリズムが身に付きます。リズムに慣れると、英文は、一定の速度で読まれていることにも気付くはずです。そのため初見の長文を読む際に、ネイティブの先生なら、どんな風に読むかなと考えるだけで、引いたり構えたりすることなく、自分で身につけた自分の読み方で読み進めてゆけるようになります。また、リスニングも出題形式や速さは把握してますので、不安を感じることなく、落ち着いて試験に挑めます。
長文が苦手という生徒は、音読しても声に勢いがありません。いきなりシャドーイングも無理がありますし、続きません。私と一緒に易しい長文から読み始め、積み重ねてゆくと、知識だけでなく自信も付いてきますので、声に勢いが出てきます。と同時に、もっとうまく読めるようになりたい。とか、ネイティブの先生ならどんな風に読むかなと思うはずです。必要性を感じてシャドーイングを行えば、効果てきめんですし継続します。
シャドーイングがうまくなった生徒は、間を大切にします。間を入れながら読めば、疲れませんし、気持ち的に時間的に余裕が生まれます。この余裕こそが、どんどん問題を解き裁いてゆき、即、得点力に直結し、8割できたを可能にします。
 
第3は、電子辞書を活用しようです。入塾問い合わせ等で私の感じることですが、とにかく意欲的な生徒は、どんどん解いて先に進めています。最近では、中3で英検2級、高2で準1級を目指す生徒が増えてきたように思います。またその中には塾に行かずに、独学で勉強している生徒も、かなり含まれているはずです。その要因は、CBTの利用で受験回数が増えたこと。そして自学自習教材が充実してきて、家庭での対策で十分に合格レベルに到達できるようになったこと等ではないでしょうか。その一方で「2級は自分でやって2回続けて不合格だった。やはりこのあたりで先生が必要かなと感じて、親と相談して決めた」という当塾での入塾ケースがあります。
私は、英作文と2次試験を苦手とする生徒に電子辞書の活用を勧めています。黙って考えていると時間ばかりが過ぎて何も思いつきませんが、検索機能を使えば、自分の言いたい表現がすぐに見つかります。私は、思い付いたらいきなり書くのではなく、まずメモ程度に下書きしてそれから書き始めるように指導しています。電子辞書を活用して練習すれば、単語単位ではなく、フレーズで覚えるようになります。さらに英語独特の表現や言い回しに慣れて使いこなせるようになります。フレーズをたくさん身につけることが、表現をなめらかにさせますので、2次のスピーキングにおいても、まさに日本語より先に英語が飛び出してくるようになります。
また加えて、2024年度より新たに加わる英作文では、英語の文章を読んで、その内容を決められた語数で要約するという形式とEメールに対する返信ですが、このような問題形式でも、適切なフレーズの運用力が決め手となってくるように思います。英検HPによれば、英作文は、内容、文構成、語彙、文法の4つの観点から各項目ごとに採点されるとなってます。生徒には、まず、自分で書いてみてたくさんの模範解答を読むだけでなく、実際に書き写してみるようにすすめています。長い文にならないように、適切なフレーズを選びながらつかいこなすことが、英語の運用力を飛躍的に高めてゆきます。我流の英文から相手にすぐに伝わる英文に変わってゆきます。できるだけ手本となる英文を真似ることです。電子辞書を活用して、フレーズを意識した短文で、スマートな英文が書けるようになると、流れるように論理の展開がなめらかで、1本芯の通った文章になり、納得のゆく高得点となります。
 
最後に4つめにまとめとして、自学自習を目指そうです。準1級を高2までに取得するためには、その基礎となる高校英文法の早期完成が不可欠です。また、単元別演習に加えて、基礎から長文演習を積み重ねると、考えて解く柔軟な思考力が養成され、600語を越える共通テストでも、気後れせずに立ち向かってゆく強い自信がついてきます。これからの受験英語には、自分で調べて自分で進めるという自分独自の勉強法が必要であると思います。できる生徒は、自分でどんどん先に進めています。自分の弱点を知ることが偏差値を伸ばす。できる生徒はその事を知ってます。模試結果の解答解説とデータ表を見て原因を分析し、対策を練ることを怠りません。中学生の場合は、定期テストの答案返却後、しばらくしてデータ表が配布されます。どこができたか、どこで差がついたか、私はデータ表の得点分布と正答率を見ながら生徒と一緒に考えます。正答率が高くて自分ができていないと「本当はここはできてた。時間がなかった」と言います。他のみんながテストまでどんな勉強をしていたのかがおぼろげながらわかります。家での仕込みの時間を十分に確保すべきです。私は生徒に、わからないところは、書画カメラとホワイトボードで、とことん丁寧に教えるので、わかるところは、自分でどんどん先に進めるように言ってます。私は、勉強のやり方をアドバイスします。まず、読めること。何度も読んでゆくうちに意味も覚えますし、書けるようになります。知識が増えてくると自信がついてきますので、あせりや危機感は無くなります。ここは自分でできそうだ。ここは塾で一緒にやりたいと目的意識を持つと、勉強が落ち着いてきます。自分で目標に向けて計画が立てやすくなり、毎日実践することで自学自習になってゆきます。
高校生もシャドーイングを旨とすべしというところは変わりませんが、市販の教材も塾の教材も最近のものはCDと解説動画が付いているものが多いです。自分1人で計画的に進められます。特にテキストの最後の例文一覧を効果的に使えば、文法のポイントはしっかりと定着します。私は生徒にシャドーイングで例文一覧を丸暗記するようにすすめています。no more than, no less than, と覚えても、試験の時はうまく解けないことがあります。生徒は「覚えたんだけど、出てこなかった」と言います。そこで、その生徒にシャドーイングをすすめたところ、次の試験では関係詞が中心でしたが、十分な結果を出してきました。「やはりお手本があった方がやり易い」と答えてくれました。シャドーイングでは、丸ごと真似ることで英語のリズムが自然と身に付き、我流の英語から正しく通じる英語に変わってきますので、思い出し易くなるのだと思います。よく4技能を読むと聞く。書くと話す。という2つにまとめて説明されますが、私は重要暗記例文をシャドーイングして、その後覚えている例文を書いてみるように指導しています。講義を聞くだけでは表現力は伸びません。常に自分の英語力がどのレベルにあるかテストして確認することが必要です。そこで、毎日、口頭英作文による確認テストを行えば、まだ覚えてないこと、これから覚えなければならないところが、明確になってきます。自分で信頼できる教材をしっかりと解きこなしてゆくことで、効率的な勉強法となり、本物の受験生になってゆくはずです。更なる高みをめざし、生徒のやる気と努力が、満足のゆく結果に結びつくよう、私も精一杯支援してゆきたいと考えております辺りを行ったり来たりして、伸び悩みを感じている生徒で、上位校を受験
するにはどんな勉強をすればよいかという内容のご相談をいただきます。これまで順調に伸びていてもだんだん難しくなってゆきますので、同じスピードで消化しようとすれば、無理が生じます。その時に、ここは時間のかかるところだ。無理せずに毎日復習して仕込んでゆこうという気持ちで取り組めば、次第に馴染んできて使いこなせるようになり、実力として定着します。
私がご提案したい勉強法は、ズバリ、自宅での音読です。繰り返しの音読で溜めができて定着します。しっかりと溜めを作ることが新たなる飛躍への土台となります。伸び悩みは次のステップへの準備期間と考えるべきです。体験授業の際に、教科書とか長文テキストを音読していただきますが、とにかく英語が苦手とか伸び悩みという生徒は、読めないです。また、すぐに疲れて続きが読めなくなります。普段の音読不足は、定期テストや模試での時間不足という原因にもなります。また、普段の音読の習慣を付けると、おそらく消化しやすくなるため、新しい単語や文法を受け入れやすくなるのではないかと思います。実際には私との授業のペースが速くなります。英文を読みながら今何をやっているか、次に何をすべきかがわかるからだと思います。授業が滑らかになりますし、私は、これから計画を立てて実行してゆく自立型勉強法を指導します。習うから調べる勉強法への転換です。自分独自の勉強スタイルが確立されてゆき、取り込み方が上手くなり、効率的な勉強法になります。
塾に通うきっかけとして、自分一人でやろうとしても、なかなか先に進まない、塾で習った方が効率的だし、自分を励ましてくれる先生がいるし、安心感や自信も生まれるなどがあると思います。当塾でも、やはり通塾に時間をかけてでも対面がいいという理由で退塾される方もいます。
しかし、私が高田馬場で対面をやりながら、オンライン授業でもやってゆけると確信が持てたのは、教材面の充実です。コロナ禍で自宅学習が主体となったこともあり、市販教材も塾用教材も自学自習型教材の種類が増えました。現在においてもこの勢いは止まらず毎年のように新刊、改訂版が発売されています。やはり需要があるからではないでしょうか。自分の勉強スタイルが確立している生徒は、これらの教材を自分の受験勉強にうまく活用して、ますます伸びてゆきます。
私は、これらの教材で生徒と読み合わせを行います。あらかじめ次に何を学ぶかがテキストに書いてありますし、教え忘れや教え残しも生じませんので、生徒に安心感を与えるはずです。私は、ポイントを解説するだけでなく、わからないところを自分で調べて解決する方法や、ポイントのノートへのまとめ方を指導します。生徒はその都度読み合わせを止めて質問できますし、生徒のペースで進められます。勉強の要領を飲み込むと、次第に私の手から離れて自立学習になります。毎日の音読を大切にすることが、自分の英語を磨いて自分を支えることがわかってきます。自分の歩みを振り返って客観的に見ることで、自分はもっとどんな勉強をしなければいけないかがわかってきます。毎日英文音読を心がけ、また、この問題集を解かなければならないという思いで解くことが、集中力を高めて、問題処理能力を高めてゆきます。
当塾の今年度の新たな試みをまとめました。ご検討願います。よろしければ、ライン登録のうえ、お気軽にお問い合わせ願います。

(1)80分から正味60分+調整10分。
80分授業が長く感じるという生徒がいます。そこで60分みっちりやって、後は宿題の指示とか次回以降の予定とか、また通信環境がいつも良好とは限りませんので、調整10分としました。当塾オンライン自習室の毎日活用をお勧めします。

(2)月極めから回数制
これまでは、振り替えとかテスト対策で前倒しでやるとかライン連絡で承認いただいておりましたが、今後は、回数で管理しますので振り替えが無くなります。また、定期テスト、英検対策で回数を増やすことも可能です。むやみに回数を増やしたりすることはしませんので、ご安心ください。また、当日直前のキャンセルもカウントしません。翌月、テスト前、夏休み等に回数を増やすこともできます。できれば週1回ペースで受講いただきたいと思います。

(3)5回で1セット22000円
これまでは、80分で月4回、または6回でしたが、あるお母様のご提案により60分X8回で授業をしたところ、生徒は教科書が読めるようになり、それがテスト結果にも現れて、本人は自信を持つようになりました。音読中心なら、回数を増やした方が読めるようになりますし慣れます。しかし他の生徒は月8回は多いという意見でした。そこで今年度から正味60分+調整10分で5回セットで統一します。後はオンライン自習室でフォローします。

(4)毎日午後9時半より11時半までオンライン自習室実施
私は、音読したり、テキストの解説を読んだり、私の説明を聞いたりする時間と、黙々と問題を解く時間をはっきりと分けようと考えました。スマホでオンライン自習室と検索するとたくさん見つかります。当塾の自習室の特徴は、内部生のみ。使用料無料。私への報告義務不要。入退室自由。教科も内容も何をやるかも自由。顔出し不要。アバターとかニックネームで入室可。音声はミュートにして、私との質問、相談はラインでおこないます。60分授業では短い、また回数を増やしたいという生徒は、まず自習室で黙々と解いてほしいと思います。

(5)生徒の学習管理と自習室管理のため、1日3コマ全定員18名限定にします。基本週1回で、5時、6時半、8時開始です。毎週コマの調整をしますので、その都度変更もできます。テスト前等日曜日も授業、自習室実施。

(6)授業の進行イメージとしては、1対1の対面授業とか家庭教師のオンライン版とお考えください。しかし当塾では、黙って問題を解く時間を設けません。1対1でいくら声を出しても大丈夫であることを利用して、どんどん読ませていきます。生徒は、意味のまとまりごとにスラッシュ/を入れながら、フレーズを意識しながら読んでゆきます。次第に戻り読みをしなくても内容が把握できるようになり、またリスニングにおいても聞き取りやすくなります。さらに、英文はフレーズの組み合わせであることがわかってきますので、英作文においても、これまで音読して覚えこんだフレーズで英文を組み立てるようになります。
できる生徒は、家でもうひと頑張りしています。本当の勉強は、押し付けられたものではなく、自分からやるものだという、毎日やり切る勉強法が身についています。
自分の勉強スタイルを持ち、目先の努力目標を立てて、目標突破を積み重ねてゆくことで、自信と実力をつけて強い受験生に成長してゆきます。