移動のコスト~シンガポールの交通事情~① | シンガポール通信

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○ タクシー

前々回、シンガポールのタクシー運転手について触れた際に、
「シンガポールには現在8つの法人タクシー会社があり約2万4千台強の車両がタクシー登録されています。(http://www.lta.gov.sg/)東京が約5万5千台程(http://www.taxi-tokyo.or.jp/)ですので人口比、面積比共に東京より多いです。」てなことをお伝えしたのですが、そうなんです! 
シンガポールは人口一人当たりのタクシーの数が世界一多い都市と言われています。

ただ、そうはいっても嘗ての一時期(07年~去年の夏場までがピークですかねえ)は、そのタクシーを捕まえるのが至難の業という状況が続いていました。
突然大雨がふりだした平日の夕方なんてのは、ほぼ絶望的という状況だったものです。

とはいえ昨今はこの景気の「おかげ」でしょうか、嘗てに較べるとかなり楽に捕まえられるようになった気がします。

で運賃は、というと、東南アジアは大体どこもタクシー運賃は「日本に較べると」驚くほど安い!のですが、シンガポールも同じく「安い」です。

自家用車はびっくりするほど高いシンガポール(例えば新規購入でトヨタカローラが総額500万円くらいと考えて下さい。ね、びっくりしますでしょ?)なのにタクシー初乗りが07年末に値上げ後の現在でS$2.80~3.00(日本円換算で200円ってとこです)と嬉しい庶民価格です。
(というか、「何故こんな価格設定でペイするのか」と未だに謎なのですが、まあ回転効率が非常に高いということなんでしょうね。)

又、基本的に普通のタクシーは全てメーター制ですので、東南アジアでありがちな値段交渉をする徒労も必要ありません。

ただ走行メーター料金(385m毎にS$0.2、45秒毎にS$0.2)以外に別途の料金設定があり、これがちょっと複雑です。
*深夜割増料金:00:00~05:59AM迄
 メーターの50%増
*ピーク時間料金: 平日朝7:00-9:30 夕方5:00-8:00までの渋滞時間
 メーターの35%増
 日曜日と祝日は適用外
*祝日料金:祝日前夜6:00pmから、祝日当日
 S$1

他にもBooking Feeとか交通制限地域に入る際のERP(日本のETCみたいなもの)による自動課金等あるのですが、飛行機で来星される旅行者の方が知っておくといいのは、例えばチャンギ空港で乗られるタクシーには、Location FeeとしてS$3かS$5(5:00pm-12:00am)が加算されることでしょうか。
面白いもので、空港へ向かう際にはこのフィーはかかりませんので、例えば空港からホテルまでとホテルから空港までのタクシー運賃は、時間帯が同じであれば通常後者の方が安くなります。
とはいえ空港から中心部のホテルまででしたらS$15~20ってところでしょうから、まあ1,000円前後ってとこです。

もっともシンガポール島の広さ自体が東西40キロ南北20キロにすぎませんので、仮に空港から40キロ走って、その間超渋滞で1時間以上かかったとしても(普通あり得ませんが)、どんなに高くてもS$40、深夜の5割増でもS$60(2,500円から4,000円)というのが理論的な最高額になりますが、私は未だかつてS$30(約2,000円)を超えるタクシー運賃という実例には、お目にかかったことはありません。

日本との運賃比較で言うと、初乗りが四分の一ですが、効率的道路事情(ジャンクションの設定構造、一方通行路、Uターン場所、バス専用レーンの設定方法、交通信号の切り替えタイミングの設定等がよくできています。因みにシンガポールには多くの高速道路がありますが、高速代なるものはありません)から移動の早さを考慮すると実感としては五分の一以上の格差がある気がします。

シンガポールでのタクシーの拾い方ですが、エリアによってホテルやショッピングセンターや、道に設けられた「タクシー乗り場」からしか乗車できない場所もありますが、大体は日本と同じように、流しのタクシーだと、手を上げたら止まってくれます。
ただ、車の頭に”On Call”という赤文字のサインを出しているタクシーは予約済みタクシーなので止まってくれません。又“Hired”というサインは文字通り乗客を乗せているので当然ながら止まりません。決して「乗車拒否」ということではございませんので怒らないで下さい。
また行き先を示しているタクシーは帰宅途中路ということで、方向があえば乗せてもらえます。

乗り込んだら行き先を告げて最後に料金を払うだけです。クレジットカードも原則全てのタクシーで使えますし(もっともそんなに高額には決してならないはずですが)、領収書も普通に即くれます。

あとシンガポールのタクシーは日本と違い、乗車ドアは自動ではありませんので開け閉めは自分ですることになりますので念の為。
(逆に言いますと、少なくとも私の知る限り、ほぼ全てのタクシーが自動ドアなのは世界中で日本だけじゃないでしょうか?)