能って…難しいなぁ。 | 能役者青木健一のお稽古日記。

能役者青木健一のお稽古日記。

能役者、観世流青木健一(梅若研能会所属)の日々の活動や能に対する想いを記すお稽古日記。

父一郎からの教え、芸大在学時の先生方からの芸談等を更新。

昨日は狩野川薪能、今日は立川昭和記念公園で薪能だったんですが…能って難しいなぁ~って実感しました(+_+)



楽屋働き。それはお客さんの目には見えない所で舞台を支える役なんですよ。


お役の方にお装束を付けたり、舞台小道具を切戸口でお後見の方から受け取ったり、はたまた舞台に作り物(大道具みたいなもの)を出したり…。

能は舞台上のほとんどの事を自分達でします。着付け専門の人、黒子に徹する人とかはいないんです。


だから働きの人に求められるのは『周りを冷静に見えるくらい持続性のある緊張感』なんだと思います。



でも、今の僕にはそれが出来ない事が昨日今日の公演でわかりました。

次の公演は火曜日、国立能楽堂での羽衣です。反省点を生かした立ち居振る舞いを目指します!!

健一