怒濤の一日 | 能役者青木健一のお稽古日記。

能役者青木健一のお稽古日記。

能役者、観世流青木健一(梅若研能会所属)の日々の活動や能に対する想いを記すお稽古日記。

父一郎からの教え、芸大在学時の先生方からの芸談等を更新。

もう疲れました・・・(笑)


今日は月に一度の梅若研能会例会でした。何が疲れたかというと、舞台に出る事で疲れたりとかでは無く、楽屋での事が疲れちゃいました。



13時からの公演だったので、11時30分頃に楽屋入りして準備をしていたんです。そしたら突然先輩のKさんから「出勤料の計算が違うみたいだから、受付にいる事務の人に確認取ってきて」と言われ、急いで受付に。それ以外にも出勤料関係で3回ほど楽屋と受付を往復。


気が付けば開演15分前なのに、未だに紋付きに着替えていないという有様急いで着替え、何とか最初の仕舞の地謡には間に合いました。



初番のお能は「嵐山」で、自分は地謡が付いていなかったので、中入(なかいり:前半と後半の区切れ。大抵ここでシテは一度舞台から退場し、装束替えをする)でおシテの装束替えの後ろをしました。(装束を着せる際、着せる人の前と後ろについて着せていきます。)中入はいわばF1のピット作業みたいなもので、時間との勝負です慌ただしいんですが、焦らず急いで正確に着けなければなりません。


しかし今日は着け終わってから時間が余ってました(笑)まぁ、おシテも着けてすぐに舞台に出ていくよりは落ち着けて良かったのではないかと




まぁ、そんなこんなで今日も慌ただしい楽屋でした