荒川静香選手、金メダルおめでとうございます
僕、女子フィギュアを生放送で見てしまい、今日の朝4時からず~っと起きてます(笑)
でも、本当は生で見るつもり無かったんです。昨日の夜、疲れすぎて9時過ぎにはもう眠りの国に旅立ってしまったんですね。それで「はっ」って起きたら朝の4時で「これは女子フィギュア見なきゃ
」って表彰式まで見ちゃいました
本当に日本の3選手は頑張ったと思います。
安藤選手、4回転への挑戦、その覚悟立派だと思いました。
村主選手、メダルへは今一歩でしたが、凄く気持ちが伝わってきました。
そして荒川選手、8年ぶりのオリンピックで金メダル。長野五輪では転倒で順位は伸びず、そこから長い長いスランプ。ソルトレーク五輪は代表に漏れ、どれだけ辛い時間を過ごしたかは想像も出来ません。昨日の自分より今日の方が少しでも上回っていれるように・・・との言葉通り、地道な一日一日の積み重ねでの2004年の世界選手権優勝。その時引退を考えたそうですが、そこからトリノ五輪へ向けてもう一度自分を奮起させるパワー、素晴らしいです。そして決勝でのあのスケーティング、感動しました。彼女の8年間、いや今までの人生の積み重ねがあの4分10秒間に集約されているように思えました。
荒川選手は「楽しもうと思ってました」と表彰式後に言っていましたが、僕はただキャッキャ楽しむのではなくて、今自分のやれる準備をすべてして、準備の時の辛い苦しい事を乗り越えて、自分のやって来た事の集大成として、自分がどこまでやれるかを楽しみにして、「楽しもうと思ってました」と言う言葉が出たのだと勝手に解釈してみました。
そう言うところは凄く共感できます。僕のやっている舞台の世界も当日の公演まで自分の出来る限りの稽古を積んで、周りの支えてくれている人たちの協力があって、その集大成が一つの舞台となります。そしてやるからには自分がいまどれだけ出来るのか試してみたいと言う気持ちも持ちつつ僕は舞台に立っています(生意気かもしれませんが・・)。
僕は桜が好きです。と言っても花が咲いている頃が好きなんじゃなくて、花が散って、葉が出て、落ち葉となって、冬を耐え忍んで、ようやく春に花をつけ、あれほどまでに人の心を和ませ楽しませる桜。その耐え忍んでいる生命力が好きなんです。息吹いている命が魅力的なんです。(他の植物も同じかもしれませんが・・・)
荒川選手も、耐えて、耐えて、耐え忍んで掴んだ大舞台での栄冠。自分も稽古や日々の仕事を耐え忍んで、いつかは人に感動を与えられるような「花」を咲かせたいものです。
荒川選手、今日は本当におめでとうございました
