武蔵野市公演を終えて | 能役者青木健一のお稽古日記。

能役者青木健一のお稽古日記。

能役者、観世流青木健一(梅若研能会所属)の日々の活動や能に対する想いを記すお稽古日記。

父一郎からの教え、芸大在学時の先生方からの芸談等を更新。

昨日は色々なことを思いました。


特に思ったのは一つの公演は何人もの人の支えがあって初めて成り立つことです。まず研能会と研能会以外の出演者、事務方(お手伝いの方を含めて)、お舞台を作ってくださった旅川能楽プロの方々、文化会館のスタッフの方、文化庁、広告記事を掲載して頂いたマスコミの方、そしてこの公演を楽しみにして雨にも関わらず大勢ご来場いただいた観客の皆様、そのすべての人の支えと言うものを裏方の仕事をすることで実感することが出来ました。


今日ある先輩は「自分で公演を一から作っていくのは大変なんだよねぇ」と話してくれました。実際今回は研能会主催でありましたが、自分の父が武蔵野市在住と言うこともあって責任者として運営をしていました。それを陰ながらサポートしているだけで、これだけ大変なのかと思い知らされました。何度もやめたい思うことがありましたが、昨日ご来場頂いた知人達は大変喜んでくれて、やっぱり頑張って良かった思いました。


自分の舞台の内容は良くありませんでしたが、(もちろん僕以外の方々は実力を十二分に発揮されていたと思っていますが)それを少しでも改善してゆくつもりです。


最後に昨日ご来場頂きました方に心より御礼申し上げます。今後とも宜しくお願いいたします