お疲れ様です。今日も良い練習したなー。まあ32歳にもなってもやってる事変わらない。今、16歳の若者がEVOLVEのトライアウトを受けにきている。当然練習を一緒にする。気持ちが強い子で何回も向かってくる。こういう向かってくる選手は大好物だしこの気持ちが無い選手はどんなに能力が高くてもオレはダメだと思ってる。逆にこの気持ちさえあれば技術や体力は後から付いてくるとも言える。まあ何本も捕まえて連続でスパー。最後まで食らいついてきた。サンデーモーニングの張さんいたらアッパレ。

自分の中学高校の時は藤枝柔道クラブと言う所に水野さんというおじさんがいて水野さんに胸を貸してもらって強くなったんだよね。投げられても投げられても向かっていってさ。体力も技術も無かったけど向かっていく気持ちだけはあった。そんな自分を思い出して嬉しかった。

そして良いおっさんになった今でもオレはこんな事してマットの上で遊んでる。まさかここまでやるとは思わなかったし面白いもんだ。人生は。



練習終わってチャトリ会長と話す。会長は練習見れなくても選手の練習状況を各コーチに毎回確認しているので今の青木真也の状況を分かっている。当然だけどもここがダメだって事はちゃんと分かってるしそれに対する対策とどのくらいの時間が要するのかも把握している。オレがこの人は怖いのと信頼してる理由は格闘技を分かってる事。本当によく見てるし格闘技を分かってる。誤魔化しが利かない。今日、話してる中でメンタルが大切だって事を言っていてメンタルが100%だったら小さなケガは大丈夫だけどもメンタルがダメだと痛いんだって言ってて納得。ファイトスポーツはメンタルは本当に大切。それとファイトビジネスとはみたいな話を聞かせてもらって毎回、勉強になる。

青木真也のメンタルはどこで作られたのかって言うと中学高校の柔道なんですよね。体罰はいけない事だとは思うんだけども体罰は毎日あったし負けたら殴られたし勝っても内容悪かったら殴られた。練習でも出来なきゃ殴られた。当然、ケガしても練習した。ケガしたと言うと殴られるんでケガしたって言えなかったし。ついでに中学時代は上下が厳しかった。あの環境で闘う気持ちとか監督コーチは絶対と言う姿勢が出来たんだと思う。まあ体罰はよくないよ。ははは。体罰は絶対によくない。でもあの修羅場をくぐってる人間と修羅場をくぐってない人間の差は絶対に出る。IGFの澤田見てみろよ。度胸が違うじゃん。あれは講道学舎で下積みしてるからだ。

もう一回言うけどオレは体罰はよくないと思ってるよ。でも今のオレがあるのはあの体罰があるからだ。これもまたある程度、選手として成功してるからであって恨んでるやつも一杯いると思います。がはは。

そういえば常見陽平さんがツイッターで格闘技に触れたらめんどくさく絡まれていた。オレからすると10冊以上本を出してて名のある論客の大学の先生が格闘技に触れてくれただけでありがたいしどう転がすかって考えるんだが転がせないんだよなあ。村社会。コアがジャンルを潰すしコアを主催者が見ることでジャンルを潰す。

若き老害Tシャツを両国でも着よう。青木選手のTシャツですかって名古屋大会でも聞かれたゾ。僕の好きな論客の方のシャツですと答えたら???が出てたぞ。

色んな見方があるじゃんでいいのにね。でもどう感じたかって色んな意見を取り入れれるかが重要だと思うけどな。まあいいや。オレは格闘技村関係ないし。