生きてく上で好きなことと出会えたとしたらその時点で勝ちなんじゃないかと思う。
就職するか格闘技するかで悩む。これが出来るだけで幸せだと。
大半の人が好きなことを見つけれないでいるんだと思う。

僕の経験で言うと公務員を辞めて今の仕事に。
どちらが正解だったかと言うのはわからない。そもそも正解の定義が個々にある。
決めることが出来ないしこの短期間で決めるようなものではないと思う。
どちらを選んでも正解だったとも思う。どちらも正解でしょう。
実際に今も続けてる同期もいれば辞めた同期もいる。
頑張ってるやつは輝いてるし充実してる。選択が重要では無く100%かが重要。

僕で言うと今までの道に後悔はないし楽しい。
こう感じれるだけで僕としては上出来だ。良い人生だと思う。
感謝を忘れてはならないよな。

ちょっと面白いと言うか嬉しいことがあった。
簡単に説明すると今まで僕を認めなかったタイプのファンが家族を持つことで僕の考えを理解してくれたって事だ。簡単にいうとね。

既存の格闘技ファンの価値観だと僕は応援しにくい選手だと思う。
ファンの皆様のカタルシスに付き合うことをしない側面がある。
考えてみると背負って正統派の格闘技選手をやろうとした事もあった。
だけども出来なかった。演じる事が出来ないと言うか僕の価値観と余りにも違った。
常々、言うようにメインを歩くタイプではないんだと思う。
その事へのコンプレックスもあるのだろう。いいなと思う事もある。

何の為に格闘技をやってるのか。
人それぞれ違うと思うのだけども。
僕は幸せというか自分が幸せを感じる人生にする為だ。
なので格闘技は目的では無いのだと思う。手段なんです。
常々、手段と目的が逆転しちゃダメだと気をつけています。
そこを間違えるから色んな問題が出てくるようにも思う。
ドーピングだって競技が目的になってしまうから副作用を考えずにやってしまうんだろう。
人生を幸せに生きる為と考えたならばドーピングなんて選択肢は無い。
試合が目的なのに練習が目的になってしまったり。そこの単純なミスは多い。
そこを明確にするだけでスムーズに出来ると思うのです。

話を戻します。
僕がしたい事って新しい価値観の提案の部分が大きい。
もっと言うと家族持って仕事してるお父さんが見て青木だって必死にやってるってなってくれたり。こうやって生きてくこともあるんだってメインストリームにいない人が自分を肯定してくれたり。そういう物になれたら良いなって思うのです。
ここのところはそういう出会いや反応が何個かあってやりがいも感じています。

自分が大多数にいない不安って実は凄くありますよね。
何に対してもそう。僕で言うと大多数の取り入れているファイトスタイルをしないことは凄く怖かった。雇用形態もそう。フリーランスって怖かった。大多数の安心感ってありますよね。絶対。
でも大多数にならなかった(出来なかった)からこそ個性的なファイトスタイルや生き方が出来たと思う。自分でそこに価値を感じてるし感じてあげるようにしてる。

そんな事を感じたシンガポールでの週末。
日々を一生懸命やれたら大丈夫。不安に感じたらそう考えよう。




決戦まで2週間切った。
日々を100%だ!