ユニセフ議員連盟総会 | 青木愛オフィシャルブログ「いま、原点に立ちかえる時。」Powered by Ameba

ユニセフ議員連盟総会

本日、議員会館内で「ユニセフ議員連盟総会(会長・谷垣法相)」が開催され出席しました。
今回はUNICEF事務局長のアンソニー・レーク氏が来日され、UNICEF親善大使の黒柳徹子さんも日程が取れたそうで参加されました。

UNICEF、日本ユニセフ協会では東日本大震災発災後から支援活動を行っており、レーク事務局長は来月、二度目となる宮城県女川町の小中学校を訪問する予定だそうです。
また、「ユニセフと子どもたちの防災」について非常に重要視しておられ、日本の子どもたちが日頃から防災訓練などに参加し、防災意識を培っていることを高く評価しておられます。来年3月には、宮城県仙台市で「国連防災会議」が政府主催で開催される予定です。
この会議では「国際防災協力の新枠組み」や、「防災と子ども」などが主要テーマになる(木原外務省政務官談)ようです。

黒柳徹子さんとは一年ぶりの再会でした。


更に今回は日本ユニセフ協会大使を務めている、アグネス・チャンさんも参加されていましたので、お目にかかることができました。


親善大使の黒柳さんは、1984年の就任から今年で40年になります。
これまでの活動に感謝を込め、議員連盟から黒柳さんの等身大パネル(レーク局長の後方・青色)を寄贈しました。



黒柳さんはこの40年間に30ケ国を訪問(2度、3度の訪問国もある)されており、訪問先の貧困や飢餓に苦しむ子どもたちの実情を(訪問時に撮影されたスライドを上映)お聞かせいただきました。

お話しの一端をご披露しますと、昨年訪問したスーダンでは神の反政府活動を名乗る集団が、子どもたちを誘拐し男の子は兵士に、女の子は暴行して自分たちの子どもを産ませるといった悲惨なことが横行しているそうで、避難民が増加しているそうです。

その避難民施設を訪問した際、幾人かの子どもが「お願いしたいことがある。聞いて欲しい。」と言われ、「なんでもいいからどうぞ」と言うと、紙に書いてある願いを見せてくれました。
一人目の子どもの紙には、「peace(平和)」と書いてありました。二人目の子どもの紙には、「school(学校)」、三人目の子どもの紙には「good teacher(良い先生)」と書いてあったそうです。

また、ハイチへ地震発生後、2度目の訪問をされたそうですが、被災した多くの子どもたちが、薬品がなく処置する設備もないため治療ができず、目の前で亡くなっていく様子を目の当たりにされたそうです。
ハイチでは100年前にも大地震があったそうで、予測はされていたようですが「教育がないため、そういったことを教えられない(黒柳さん)」のだそうです。


お伝えしきれませんが、黒柳さんは30年前「世界で貧困が原因で亡くなる子どもたちが1400万人もいる。私が大使になったら、世界の人々に支援のお願いをして、貧困で亡くなる子どもたちを半分にしたい」との思いで就任されたそうです。

現在、貧困によって亡くなる子どもたちは660万人に減少しました。

公益財団法人日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員)はこちら 
www.unicef.or.jp