社会人や女性の学び直し | 青木愛オフィシャルブログ「いま、原点に立ちかえる時。」Powered by Ameba

社会人や女性の学び直し

去る2月4日の補正予算関連の法案審議に続き、文部科学委員会での2度目の質疑に立ちました。予算委員会での質疑を含めると、今国会スタートして早や3回目の質疑となります。

ご存じのとおり文部科学行政は、幼児教育から高等教育、科学技術振興や文化芸術、スポーツに生涯学習と他の省庁も同様ですが、実に幅広く皆様の生活に密着しています。
本年度予算総額は5兆3,558億円。そのすべてを取り上げることは出来ませんが、まず、8.6%を占める義務教育関係費1兆5,322億円のうち、教員の給与体系と教師力向上研究事業について質しました。

また、26年度に全国の小6、中3年生を対象に実施予定の学力調査などや、小1、小3、小5と中1年生に配布される新「心のノート(私たちの道徳)」に関連して、現政権が教育再生の一環として推し進める「道徳」の教科化に向け、都道府県に設置予定の「道徳教育パワーアプ研究協議会」、「道徳教育地域支援事業」についても質しました。

今冬も残念ながらノロウィルスによる学校給食による食中毒被害が出てしまいました。小、中学校のお子さんをお持ちの親御さんで心配されている方が多いので、給食調理の衛生管理や保健衛生指導についても質しました。
ご存じの方が少ないのですが、給食による感染で受診したり入院した場合や、学校における事故による治療等には、スポーツ振興共済金による給付が受けられます。

最後に安倍総理の海外での講演により国際公約になっている「女性力」活用について質しました。
文科省予算でも「社会人や女性の学び直しの機会の充実」事業16億8千万円の予算が組まれています。
子育てが済まれたお母さん方や、転職してキャリヤアップを目指す方など大勢いらっしゃると思います。これまでも同様の事業は厚労省や経産省の事業にありましたが、いずれも成功をおさめたとは言えません。
文科省の計画は専修学校、大学、大学院、短大、専門学校等と産業界が協働して支援しようというものです。
特に地方を離れられない女性や、経済的理由から4年制大学をあきらめ短大に進まれた女性、更に保育園、幼稚園や、介護現場、看護師などを経験されて来られ方々など、更に磨きをかけ指導、経営する立場になれる方が生まれるよう、特に地方の短期大学に注力して、この事業を地方でも成功させて欲しいとの思いを込めて大臣に質しました。

ネット中継をご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、準備が出来次第ホームページにもアップしますのでご視聴ください。