福島視察①いわき市教育委員会 | 青木愛オフィシャルブログ「いま、原点に立ちかえる時。」Powered by Ameba

福島視察①いわき市教育委員会

昨日の訪問の詳細を視察先ごとに分けてご報告します。


最初に訪れたのは「いわき市教育委員会」

佐川秀雄学校教育推進室長、鈴木和美学校教育課指導係長より
3.11発災時の対応、教育現場の現状と取組み、意見・要望等を伺いました。

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主なお話の内容は

・下村大臣が就任直後、平三中を視察

・原発水素爆発後 深夜に楢葉、広野町から6千人避難。
 市内全校体育館、校舎を解放し受け入れた。

・発災後、全校にカウンセラー配置。三年間は継続が必要

・教員配置は、文科省の加配措置で予算確保は十分ながら人材がいない。

・双葉郡8町村から同市に2万人以上避難中

・就学支援のためNPOの支援もある

・文科省の教育指導要領は世界一
 しかし、外に出て人と触れ合わなければ優秀な人材は育たない。

・市教委では発想の転換を図っている。
 震災、原発事故を経験したことを前向きにとらえ
 人材の育成を最重要に掲げている。

・昨年、田上長崎市長の好意で平和式典に中学44校代表者が参加
 生徒が自ら変わって帰ってきた。
 また、民間大手通信会社の寄付金を使って韓国訪問団を送ったが
 同様に親御さんが驚くほど輝いて帰国した。

・発災後3年目に入り、こういった生きた活用の出来る予算がない
 長崎も今年は9名になってしまう。
 「受け入れ先」「お招き先」「ソフト面」の予算がない

・学校はベーシック部分をしっかり担当し
 進化する機会をNPOや民間が与えてもらえるようにしたい。


東北では一番気候が良い「いわき市」

市教委のあるビルも耐震強度不足。
3.11後の4.11に発生した地震の方が建物被害は大きかったとのこと。
自分たちの職場は後回し…

意欲的な取り組み状況を伺えたが、
地方、教育現場で自由に使える予算(政権交代で実現した一般財源化)
は継続されるべきなのだが

つづく