今回の誤判断に関しては、私は実は重要視していない。理由はサンフランシスコ条約だ。私は日本がここで北方領土を放棄する事になったのはアメリカの植民地支配戦略だと思っている。つまりは、日露が直接ぶつかるような地域を残しておく事で、アメリカが日本に駐留する意味を正当化する狙いがあったという事だ。ただ、台湾に関しては、日本人が放棄する必要は無かったが、領有権を日本が放棄したとされているようだ。とはいえ、サンフランシスコ条約には中国も、ソ連(ロシア)も参加していないようだ。従って、日本が放棄したからといってロシアや中国が領有を主張するのはおかしいと思っている。

 さて、アメリカが日本の主張を認めたと報道があったが、正直私はそれに対して普通ではない見方をしている。まぁ分かると思うが、言って当たり前で、日本にとっては、緊張関係をロシアと持ち続け、貿易など国際交流の深化の道を失うアメリカの戦略に、日本の政治家は目先の北方領土利権の為に従っている愚かな姿と見ている。利権は、北方領土に関わる予算の着服なのだが、着服の実態は過去のサンケイ新聞にその痕跡と見られる記事がある。たしか、サンフランシスコ条約が締結されたら、それまで見向きもされなかった帰国支援などの支援事業に議員が北方領土支援に乗り出した事で、民間で行っていた支援が破綻してしまったという内容だったと思う。

 私の結論から言えば、サンフランシスコ条約があるので、ロシアには、条約破棄して攻め入った卑怯なやり方と、敗戦宣言をして非戦闘状態になった時点で攻め込んできた国際法違反と、そして、白旗を掲げた人間を殺したロシアの残虐な行為と、シベリア抑留等の、数々のロシアのした非道行為に対しては文句を言って置くのは必要だと思う。同盟は当然だがする必要は無い。しても破棄した過去がある。それどころか、第二次大戦の首謀国はロシアだと今ではいわれているので、彼らと同盟を結ぶような馬鹿はいないだろう。しかし、日本は何時までも北方領土の問題を自国領と言い張るのは止めた方がいいのではないだろうか?