オリンピック出場が決まりました。うれしい事です。私も高校の時、サッカー部へ入部していた位ですのでサッカーが大好きです。昔は夜な夜なNHKでワールドカップを見ていました。延長でルンメニゲのまさかの同点ゴールや、マラドーナの神の手ゴールは今でも鮮明に憶えています。さて、本題です。日本のサッカーの得点力不足の一番の原因はトウキック(つま先蹴り)をしない事だと思っています。たしかにトウキックは正確性に欠けるかもしれません。しかしゴール前の混線時は、相手キーパーに構えるスキを与えない為にも、相手ディフェンダーに寄せられない為にも、いち早くシュートする事が一番大切です。インステップキック(足の甲)は軸足をしっかりふんばって、蹴る足を大きく後ろへふらなくては強いキックができません。なので少し時間がかかります。トウキックはつま先のスパイクの堅い部分でキックするので、走りながらそのまま瞬時に強いキックが蹴れます。ここが最大の利点です。かつてのストライカーと言われた人達はこのトウキックを上手に使っています。最近ですとブラジルのロナウドがトウキックをうまく使っていました(もう落ち目ですが)。基本的にトウキックは邪道という指導を私はされましたが世界を見ると、とんでもない間違いだと思います。どんな形であれ得点しなければ勝てませんよね。0対0では見ている方もプレイしている選手もスッキリしません。おそらくブラジル等では幼いころから自然と全てのキックを身につけているのでしょうから日本のように「トウキックは邪道」なんて考えもないでしょうね。今回のオリンピック代表の試合も「トウキックなら」と思う場面がありました。ゴール前まではワンタッチで素早くボールが回せるのに、いざシュートチャンスであんなにゆっくりシュートしていたのでは世界では通用しないでしょう。パス回しは世界レベルだけに残念です。