入院当日、病室へはじめて通されました。入院病棟は通常はてんかんの場合「精神科」ですが、妻は外見上全く普通の人と変わらず、発作がなければ普通の人ですので、「精神科病棟では通常の精神の人ではたえられない」と言う配慮で、「脳外科」の病棟に入院する事になりました。そこには妻と同じく色々な症状を持つてんかんの方も多く入院していました。というか半分以上てんかんの患者でした。脳外科の手術をしたおばあちゃんから、小さな3才くらいの子供までいました。隔離病棟扱いで入退室の際、カギをかける事になっていました。やはり病棟も古い、汚い、狭い。こんな所じゃかわいそうと誰でも思うでしょう。お世話になった病院なのでこんな事を書くのは申し訳ないのですがこの病院を知っている方はわかると思います。病棟では初診で診察して下さった先生ではなくそのお弟子さん?らしき先生が担当になりました。やはり女性の先生です。この先生は早口で全くもって忙しい感じの先生です(悪い先生ではないですよ)。また、初診の時に話した事を再度話して、一応てんかんの症状等を伝えもれの無いように紙にまとめた物を先生に渡しました。あと、偶然撮影できた大発作中のビデオテープと、前の病院でもらったMRIやCTのコピーも渡しました。でも再度ここでMRI等の検査をするので必要なかったみたいです。その日は2時間位で病院を後にしました。妻はさみしがっていましたが、それがどうして、この病院には同じような病気で入院している方が多いので、後には結構(かなり)楽しく過ごせているようでした。