まったく進展がないまま3月になった。主治医がこう切り出した。「他の病院を紹介しましょう。ただ補体が下がっているままなので、膠原病の可能性も捨て切れないので、ステロイド治療を試してみましょう。パルス治療なので副作用はまずありません。利き目なければスグ終わりにします。どちらにしろ膠原病だったら、他の病院を紹介しても意味がないし、どちらにしろ白黒はっきりさせてからの方がいいのでそうしませんか?」治療はステロイドパルスなので3日の入院で終わるが、ステロイド治療なんてとても恐い治療は「そうしてください」なんてとても言えませんでした。お金もかかるし…。でも先へ進むためには「試せる事はなんでも試そう」と妻と話して、(妻はラクになるならなんでもしてくれという感じです)治療を受ける事にしました。入院2日の朝、「ひきつけを起こしたみたい」と妻が言う。調べたら夜、薬を飲まなかったらしい。入院なので薬の管理は病院側で、食事の時一緒に運ばれてくるはず。調べてもらったら、忘れていたらしい。主治医は平あやまりだ。本当にこの病院どうかしている。看護婦も「なんで入院しているの?」と聞いてくる始末。あきれてしまう。そして3日間入院して、その後2週間ステロイド剤を飲む事になりました。退院後、様子を見ていたのですが、常にボ~っとしている感じで、話しかけても反応しません。肩をたたいたりしてようやく気が付く感じです。顔も正気が全くありません。問題のてんかんの症状ですが、あいかわらずで、なくなりませんでした。なくなる所か思考能力が鈍くなってしまったらしく、電子レンジに取っ手のついた鍋をそのまま入れてスイッチを入れたり(電子レンジ壊しました)していたので、これはステロイドはダメだと私が判断し、1週間でステロイド剤を飲むのを中止しました。パルス療法は即効性が一番の売りなのにききめ無しという事は膠原病の可能性はないと思います。その1週間後に主治医の診断があったのですが、私もついにキレて「利き目無いし、症状ひどくなってしまってどうしてくれるんですか?」と言いました。主治医は「では病院を探しておいたからここへ行ってください。」と、ホームページの出力紙と紹介状を手渡しました。「静岡のてんかんセンターより、交通の便もいいのでこちらを紹介します。」との事(当方長野県)。後で調べたら、その病院はてんかんの手術もできる病院で、てんかんについての専門医が数多くいるらしい。(長野県には手術できる病院がありません。)ようするにてんかん専門の病院と思ってよさそうな病院。これは期待できると思った。今までの病院は脳波の機械やMRIはあっても、MEGやPETといった脳の中を調べられる機械は無かったので、「これでどうにかなりそうだ」と妻と期待して、その病院に3月の終わりに予約を入れ[特急あづさに乗って東京へ向かった。