
アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐, 島健, ’Collaboration, TOMMY SNYDER
タイトル: さくら
レコーディングに約3,000時間をかけて誕生した13枚目のオリジナルアルバム。ここに収められている数曲のレコーディング・セッションの様子は、スペースシャワーTVの「01Messenger」で放映されました。
NO-NO-YEAH/GO-GO-YEAH
なんでも、この曲が1曲目で最後が「素敵な夢を叶えましょう」という順番だけはあらかじめ決まってたそうで。このアルバムの発売を受けて、「素敵な春の逢瀬」というツアーに出るわけですが、この曲のイントロが始まった時に身体に電気が走ったのを覚えています。
個人的にはアルバムを聴いた時点で、Jimi Hendrix 的な感じで受け取ってましたが、桑田佳祐がライブでレスポールを弾いているところを見ると、Led Zeppelin を意識してるのでしょう。
YARLEN SHUFFLE~子羊達へのレクイエム~
なんか「ごめんねチャーリー」を思い出すんですけど。
揺りかごを揺らす手が
殺意のリズムに変われば
YARLEN SHUFFLE
ってとこのメロディが素敵。韻のふみ方も素敵。
マイ フェラ レディ
タイトルは「マイ・フェア・レディ」から来てるんでしょうね。歌詞にもありますが、この曲の歌詞は「エロエロ」です。曲調はジャズ。歌詞カードを見ないで聴いたら、スペイン語で歌ってるのかと思います。
爆笑アイランド
こういうのを「デジタルロック」というのでしょうか。社会風刺の歌詞ですから、「爆笑アイランド」=日本、ということでしょう。間奏に挿入されるラップが要るのか要らないのか微妙なところですが、私は好き。
GIMME SOME LOVIN'~生命(いのち)果てるまで~
タイトルを見て、「Spencer Davis Group かよ!」と思ったのは私だけじゃないでしょう。でも曲調はGSです。世離れした性愛を歌ってると言えばカッコいいですが、なんかSEXの後ろめたい部分を惜しげもなく吐露してる感じが良いですね。桑田佳祐は、女性から見てセクシーだという人が少なからずおりますが、こういう歌詞を歌っても「どスケベ」に思われない長所があるように思うんですよ。ミスチルの桜井はこんな歌詞歌えないでしょう?
(The Return of) 01MESSENGER~電子狂の詩(うた)~<Album Version>
先行発売されたシングルとは別ヴァージョンなので扱いますが、こういうはっきりした別ヴァージョンを発表するのは初めてですね。Drum 'n Bass で始まる前半、でも後半はシングルとミックスが違うだけのような気がするが・・・。聴いてて飽きないのは、こちらのヴァージョンですが、既出の通り、好きなのはシングル・ヴァージョンです。
歌詞は全般的に社会風刺が多くて、「Love Affair」が入っているのが不自然ですね。「Love Affair」が入ってなければ、もしかしたらマイ・ベスト・アルバムになっていたかもしれません。今でもサザンで何か1枚アルバムを通して聴こうと思えば、これを引っ張り出しますよ。それぐらい良いアルバムだと思うのですが、ミリオンには達していないのですか。
桑田佳祐は「海のYeah!!」が売れて、オリジナル・アルバムが売れない(って言っても96万枚も売ってるけど)日本の音楽マーケットを憂慮しているようなことを言ってましたね。2005年に発売されるであろう次作は「ウリにいく」か「いかない」かで出てくるものが違うと思いますが、「ウリにいかない」で「売って」ください。ファンは決して「売れる」アルバムを望んではいないと思います。
例えば変則2枚組とかやってくれないですかね。新曲ばかりの1枚と「イエローマン」以降のシングルで編集アルバム未収録の曲を集めた1枚で。価格は4000円(税込)。どうでしょう?