アーティスト: KUWATA BAND, 桑田佳祐, 新田一郎, トミー・スナイダー
タイトル: スキップ・ビート

 サザンはアルバム「kamakura」を発表後、「KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ」というツアーを経て、原由子の産休もあり、活動を停止します。メンバーはそれぞれソロで活動するわけですが、桑田佳祐は「KUWATA BAND」を結成し、シングル「BAN BAN BAN」でヒットチャートを賑わすことになります。そして「MERRY X'MAS IN SUMMER」と同日発売でリリースされた2枚目(発売日が同じでもレコード番号上こちらを2枚目としました)のシングルとして発売された「スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)」のB面に収録されているのが、「PAY ME」です。
 元ゴダイゴのトミー・スナイダーと共に作詞した英語の楽曲ですが、歌詞の内容が冗談なのか真剣なのかよく分かりません。間違ってるかも知れませんが、訳してみます。

 俺たち忙しいんだよ、安(YASU)
 生活するにはアミューズのためにレコーディングさ
 1万円貸してくれよ

 たぶん君は次のアルバムが出ないんじゃないかって
 心配してるんだろう
 その理由を教えてくれよ

 払ってくれよ
 俺のギャラは前払いでね
 聞いてくれよ
 印税が俺のリアリティーさ
 払ってくれよ
 俺が作った歌は全部くれてやっただろ
 見せてくれよ
 俺が言いたいことが分かってるなら

 俺は天使だろ
 締め切りにちゃんと間に合ったら
 そうでなけりゃ
 お前が悪魔の子なんだよ

 たぶん君は思ってたんだろ
 "THE 東南西北"が俺から君を救ってくれるって
 "富田靖子"は音程でさえ合わせられないじゃないか

 言ってみろよ
 "三宅裕司"が何をしたか
 彼はただのジョークだろ

 俺たち忙しいんだよ、安(YASU)
 俺たちの売り上げで"会長"の家建てるんだろ
 大ボラ吹きのための栄光さ

 安=当時のマネージャー・安健一郎のことです。桑田佳祐は原由子のソロ・アルバムの中でも、アミューズの大里会長を揶揄する歌詞(「がんばれアミューズ」当時は社長)を提供してますね。
 サウンド的には、この頃よく使っていたリバーブがかかった輪郭がぼやけた感じのもので、それがこの曲の異様さを醸し出しています。