アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐
タイトル: 綺麗

 同じ日にこのアルバムにも収録されているシングル「EMANON」が発売されています(だからそれじゃシングル売れないでしょ!)。しかもジャケットも同じ花が使われているという手抜きぶり。ちなみに「EMANON」は逆から綴れば「NO NAME」。タイトル考えるの、面倒くさかったんですかね。

赤い炎の女
 私の記憶では「EMANON」がシングルで発売される直前の時期に、この曲がアルバムからのシングルカットだと掲載していた雑誌がありました。
 ラテン系のリズムで「レスビアン」を歌っています。

星降る夜のHARLOT
 タイトルにあるように売春婦を歌ったレゲエ調の楽曲です(harlot=あばずれ女、売春婦)。歌詞の内容から漂う悲壮感は、弘田三枝子の「人形の家」をダブらせると思っているのは、私だけでしょうか。

YELLOW NEW YORKER
 イントロのサックスが印象的なロックンロール・ナンバー。勢いで作った感じが「Nude Man」の「Plastic Super Star」に近いなと思いましたね(アナログ盤で言うと、どちらもB面の1曲目という共通点もありますし)。
 歌詞の内容は、ニューヨークに住む黄色人種(特に日本人)への応援歌ですかね。

MICO
 この曲の「MICO」、「チャコの海岸物語」に登場する「ミーコ」は共に弘田三枝子のことですね。この曲の返礼として弘田三枝子は「O-KAY」という曲を発表しています(Oh! Keisukeという意味らしい)。

南たいへいよ音頭
 ベースのムクちゃん(関口和之)の作詞・作曲。トロピカルムード漂う曲調は、彼の個性を決定付けてしまった感じがします。

 少しだけ身体やせるから
 言葉は減る

って、「あんた、普段から言葉少ないですから~」。

ALLSTARS' JUNGO (Instrumental)
 「EMANON」のB面にもなった「ALLSTARS' JUNGO」のインスト。次の曲への繋ぎ的役割ですね。

 全体的に「綺麗」というか洗練されたセンスの良さを感じますが、打ち込みに頼ったサウンドは、「この先サザンはどこへ行くのだろう?」と発売当時、個人的には不安になりました。私がこのアルバムに高評価を与えられない理由の大部分はそんなことなのですが(まあ他に好きなアルバムがたくさんあって、比較するとどうしても下位になってしまうんだけど)、ラストを飾る「旅姿六人衆」のバンド・サウンドに一縷の望みを感じ、ほっとするのでした。

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