まぼろしの壁を尋ねて
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まぼろしの壁を尋ねて No.9 あとがき

何回かに続いてきました話もこれで終了致しますが今までの事が葛壁探しの顛末です。


実際には日坂宿に見学に行き、大変寒い日で帰ってきてすぐに発熱、じばらく家で静養しておりましたが主治医の勧めで入院。後は専務とY君に任せました。

報告はその都度聞いていましたが仕上げたのは二人です。そのため創作と推測で書いた部分もあります。


日坂宿の役員はじめ、ボランティアの皆様、建築家の増田先生、袋井の左官さん、表具師の小林さん、市役所の資料、葛を譲ってくれた日坂宿のお母さん、染料を見つけてくれた方、皆様ありがとうございました。厚くお礼申しあげます。

ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。



まぼろしの壁を尋ねて




まぼろしの壁を尋ねて No.8

 これで間違いないから社長に見てもらい、お礼を言ってくれるようにと奥さんにこの頃で一番うれしそうな笑顔を見せてくれました。久々で私までうれしくなりました。

 社長さんには本当に感謝します、と深々と頭を下げられ、鼻の奥がつんとして涙腺が刺激され、あわてて空を見上げました。

 チーム3人集まりようやく本物になったね。


まぼろしの壁を尋ねて

くず壁塗り(喉も腕も一流!左官のY君)

くずかべを尋ねて No.7

染物屋も趣味の店とか、大型工場でちいさなものは受け付けてはもらえませんでしたが、事務の女性が友人に聞いて最新式の染め粉の薬品が開発されたと聞き、すぐ手配しました。

黒い染め粉の原料を溶かし、中に入れて30分できれいに染まり手品みたいでした。

現在の化学はすごいね

それを乾燥させ、壁ノリを使用し塗り込み、見本を作りお客様に満足してもらえるか見てもらいました。アッ!!これだ!!目が輝いたといいます。

その人は若いころ左官の手共(助手)をやっており、お代さんの家にも行った事もあったと思います。俺も家を建てたら床の間に葛壁をと心に決めておりました。

老境になり、病を得てしまいましたが、奥さん子供さんの為にと一念発起して新築に踏み切りました。

病床で見本を見て仕上がるのを千秋の思いで待っています。

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