大山 | 気ままにアウトドア

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気の向くままに四季折々
  自然の中を流離う

2025年8月13日

 

 

今年の夏休みは9連休

その長期休みを利用して遠征してきました

今回は中国地方

当初は山の日三連休から出かけようと

考えていたのですが

西日本には前線が停滞して

災害が起こるほどの荒れ模様

とても山に登るような

天候ではありませんでした

という事で天候が落ち着くまで

出発日を遅らせて

予定していた山は四座から三座へ

今回は島根県の三瓶山は諦める事としました

 

前夜に現地入りするパターンは今回も踏襲

今回はかなりの遠距離という事で

前々日の夜に自宅を出発して一路西進

長野県内の道の駅で車中泊して

翌朝、岡谷市から中央道へ

後は名神高速 中国道と乗り継いで

鳥取県の大山登山口に着いたのが夕刻4時

連休中という事で渋滞も覚悟していたのですが

連休四日目ともなれば

車の移動も落ち着いたのでしょう

それは杞憂に終わりました

ほぼ一日掛かりの移動はかなりの労力でしたが

これで明日からの登山のスタートラインに

立つことが出来たのでした

 

 

 

 

翌朝、身支度をして

6:06

登山口駐車場を出発

車道を西に僅かに進むと

夏山登山道入り口がある

昨日の雨にしっとりと濡れた階段を

上って行くと

 

 

 

直ぐに正規の夏山登山道へと突き当たる

神聖な雰囲気が漂う杉木立の中に

真っ直ぐに続く石段道は

阿弥陀堂への道でした

 

 

 

6:25

その阿弥陀堂へと辿り着く

この阿弥陀堂

大山寺に残る建物としては最古のもので

中には阿弥陀如来像が安置されているとの事

 

 

 

阿弥陀堂を過ぎると

石段道は終わり木段道へと切り替わる

辺りは美しいブナ木立

前日の雨に濡れた樹々の葉は

しっとりと瑞々しい和らぎを魅せる

 

 

 

高度が上がると樹々は背丈を落として

林床へ届く光の量も増すのだろう

花を咲かせる野草が姿を見せ始める

 

 

 

7:51

五合目までやって来た

ここで休憩がてらエナジー補給

 

 

 

五合目を過ぎると

更に花々が咲き出して

キツイ登りも楽しいものにしてくれる

 

 

 

8:34

六合目の避難小屋を通過

如何やらここは皆さんの休憩ポイントのよう

多くの方がここで態勢を整えて

山頂へと向かって行く

 

 

 

その六合目を過ぎた辺りが森林限界

樹木は灌木となり視界が開けるのだが

今日は生憎の空模様

山腹には雲が纏わり付いて

展望は全くと言っていいほど望めない

ただ、路傍の花は可愛らしくて

花好きさんの興味を惹きつける

その花々は関東では見かけないものばかり

遥々ここまでやって来た甲斐があります

 

 

 

八合目辺りから

ダイセンキャラボクの純林が広がりだす

広大な緑の絨毯を見てみたかったが

ガスが濃くてそれは叶わず

見えるのは僅か数メートル先までだった

 

 

 

そのダイセンキャラボク純林の中は木道路

しっとりと濡れそぶる道は滑りやすくて

雑に歩を進めればたちまちスリップ

本当に気が抜けない

 

 

 

その純林を抜け出すと高径草原

遠巻きに花を眺めながら木道を行くと

ガスの中に避難小屋が現れる

 

 

 

とすると山頂はすぐ傍のはず

9:59

大山の頂上へと辿り着く

当然ながらこの天候では展望は無し

写真を一枚撮って

周回路経由で下山の途へ

 

 

 

周回路では花を幾つかカメラに収めて

 

 

 

キャラボク純林の木道から

急傾斜の下降路へ入れば

一気に高度が落ちて行く

六合目避難小屋を通過して

11:08

行者分かれの分岐点

ここから行者道を辿ってみる

 

 

 

分岐点の先はいきなりの急下降路

ストックでサポートしながら

ドンドン高度を落として行く

 

 

 

一頻り急下降路を熟すと傾斜が緩み

美しいブナ林の中へと入って行く

 

 

 

11:39

そのブナ林も何時しか荒涼とした砂礫地へ出る

そこは元谷の河原の中

大山北壁の崩壊した土砂が

ここに集まってきている

 

 

 

その大山北壁側を仰ぎ見るが

ガスにすっかり覆われて

荒々しい北壁は望むことが出来なかった

 

 

 

元谷を通過すると

道は谷沿いの登山道となる

すっかり傾斜も緩くなって

歩きやすい道を辿って行けば

 

 

 

12:28

行者登山口へと下り立つことが出来た

そこは大神山神社奥宮の境内

幾人もの観光客の姿があり

 

 

 

その山門を抜けて石畳の参道を下る

 

 

 

参道は大山寺前へと吐き出されて

更に石畳の道を下って

13:04

車を置いた駐車場へと到着です

 

 

中国地方唯一の百名山

やっと足跡を記す事が出来ました

百名山完登まで

残すところあと6座となりましたが

もう簡単な山は残ってないのです

近いようで遠い百名山完登ですね

 

この後は登山口のすぐ近く

豪円湯院の温泉でサッパリして

明日予定の蒜山へと移動

夏休みの山旅は続きます