赤城地蔵岳と長七郎山 | 気ままにアウトドア

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2022年12月11日

 

 

行く当てに困った時

欲求を満たしてくれる赤城山です

今回は久し振りに

地蔵岳と長七郎山へ登ってみました

 

 

 

 

 

 

小沼駐車場へ着いたのが10時近く

身支度をして

10:13

駐車場を出発です

先ずは舗装路を八丁峠まで歩いて

10:16

地蔵岳への分岐点

 

 

 

八丁峠にも登山者用の駐車場がありますが

既に一面真っ白に雪があって駐車車両は無し

この時期は先程の小沼駐車場へ

停める方が殆どのようです

 

地蔵岳への道はその八丁峠駐車場から

階段道によって始まります

 

 

 

先日降った雪が日陰部分には残ってますが

日向部分に出れば雪も消えて

快適な登り道

 

 

 

一頻り階段道を登ると

石ゴロの道に切り替わり

再び日陰の道に入り込む

積雪は3㎝ほど?

登山道一面に積もっているが

まだ歩き難さは無くて

滑り止めの出番は無し

念のためチェーンスパイクを

ザックに忍ばせてはいたが

今日は単なる重しでしかなかった

 

 

 

そんな道をジグを切りながら登って行くと

再び木道へと切り替わり展望が開ける

眼下にはミニ尾瀬と呼ばれる覚満淵

そこから右へ視線を移せば

怪しい水色の小沼(この)が俯瞰できる

 

 

 

足元から北に回り込む斜面には

ツツジの群落が広がって

冬枯れとは言え

これも見応えのある景色だった

花の時期に訪れた事はないが

来春には是非とも訪れたいと

思える場所だった

 

 

 

木道路から山頂は直ぐの位置

地蔵岳と言えば”アンテナ山”の別名もあるほど

多くの通信設備が建ち並ぶ

 

 

 

この景観が個人的には好きではなくて

これまでに地蔵岳を一度しか登ってないのも

そんな理由からなのでした

 

10:56

地蔵岳山頂に到着

 

 

 

山頂には名前の由来にもなった

お地蔵様が幾体も並んでいる

ですが、悲しい事に

その像の全ての頭部が失われている状態

きっと明治の廃仏毀釈に依って

こんな結果になってしまったのかもと

思われます

 

 

 

山頂からの展望は中々のものと

前回の記憶から期待していたのだけれど

今日は雲が多めで

上越国境稜線はほぼ雲の中

お隣の黒檜山にも雲が載ってました

 

 

 

山頂を取り巻く樹林には

僅かばかりの霧氷が付いて

陽射しにキラキラ

今季お初の霧氷は

ちょっと嬉しい眺めでした

 

 

 

山頂から反時計回りにアンテナ群の下へ

山頂の南端に出ると

関東平野が俯瞰出来て

遠くには富士山の姿も眺められるのですが

こちらも今日は靄がかかって遠くは望めず

荒山の向こうに麓の前橋市辺りが

望めるだけでした

 

 

 

南端から獣道のような笹被り道を下れば

程なくして先程登って来た道に合流して

往路の道を再び下って行く

日陰部分の雪はすっかり踏み固められて

スリッピーになってましたが

やはり滑り止めは使わずに

登山口まで下りきる事が出来ました

 

 

 

八丁峠から水路沿いに踏み跡を辿る

これは水路の管理用の道なのですが

有難く使わせて頂いて

小沼湖畔の路へと合流する

 

 

 

湖畔沿いの道も日陰部分はこんな状態

 

 

そんな道を南岸部まで回り込めば

湖面越しに主峰の黒檜山が望めて

 

 

 

南岸の堤からオトギの森方面へと向かえば

11:53

長七郎山への分岐点

ここをその長七郎山へと進路をとる

 

 

道は然程の急傾斜も無く

緩やかに続いて

開けた”賽の河原”へと躍り出る

これまでに各地で賽の河原を見てきたが

何れも火山性土壌であったり

噴気が噴き出していたりと

植物が生えにくい地質の場所ばかり

ここ赤城山の賽の河原も例に漏れず

そんな条件の場所なのでしょう

 

 

 

賽の河原から一段上がると

お隣の荒山が望める

そしてその向こうの浅間山は

残念ながら雲の中

今日は尽く遠望が利かなくて

不満の残る展望ですが

それでも遠くを眺める事が

山での楽しみである事に

変わりはないのでした

 

 

 

12:15

長七郎山へと登りつく

山頂付近には多くのメギの木があるのですが

期待していた赤い実は既に無くて

小鳥たちに食べられてしまったのでしょう

トゲトゲの塊に僅かな霧氷が付いてるだけ

ちょっと時期的に遅かったようです

 

 

 

山頂から小地蔵岳への道へ出ると

日光方面が望める

地蔵岳からは見えなかった

皇海山や袈裟丸山の国境稜線

そしてやっぱり日光白根山は雲の中

 

 

 

そんな景色を眺めて

緩々と尾根道を辿れば

 

 

 

12:26

小地蔵岳への分岐点

更に緩やかに登り返して

12:32

小地蔵岳山頂へと辿り着く

 

 

 

山頂は緩やかで小さな高まり

訪れる人も少ないのでしょう

静かな山頂の雰囲気が漂って

自分好みの場所でした

 

山頂から先程の分岐点まで戻って

遊歩道状の広い道を下れば

小沼駐車場への分岐点

ここをその駐車場方面へ

 

途中、大沼(おの)と小沼(この)を

見下ろせる尾根に出る

山頂以外でこの両方を見下ろせる場所は

ここだけでしょうか?

 

 

 

そんな景色を眺めて僅かに下れば

12:50

車を置いた

小沼駐車場へ到着です

 

 

 

急な思いたちで訪れた赤城山

お手軽コースもあって

何時も楽しませてくれる

赤城山でした