山友たちと入笠山へ(その二) | 気ままにアウトドア

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2022年6月29日

 

 

(その一)からの続きです

 

 

(下山時はゴンドラ駐車場まで記録されてます)

 

 

 

(今回も皆さんの写真も使わせて頂いてます)

 

 

入笠湿原まで下りて来て

木道の周回路を反時計回りに歩き出す

山際にはほぼ花の終わったオオアマドコロ

今が咲き始めの黄色いヤマオダマキ

被写体としては面白いものですが

何せ風に吹かれて

思うように写真には撮れず

辛うじて撮れたのがこのウマノアシガタ

 

 

一方で湿原側には

アヤメが幾つもの群落を成して

緑の湿原にに青紫の彩りを添える

 

 

 

そんな風景をカメラに収めようと

皆さん撮影に余念がない

 

 

 

山際の小さな流れでは

赤い花を咲かせたクリンソウと

巨大な葉を広げたミズバショウ

その傍らにはそれに負けじと

こちらも大きな葉を広げるウバユリ

まだ花芽は伸びてはないのですが

大きな花を咲かせるウバユリですから

木道脇で咲けばきっと見応えがあるでしょう

 

初夏の花レンゲツツジはそろそろ終盤

黄緑色の若葉を茂らせ始めて

湿原の花の主役の座をアヤメへと

明け渡す時でしょうか

 

 

 

湿原を半周して

ここで看板前で記念撮影

 

 

 

どういう訳かピンボケですが

中々集まる機会の無い中での山行ですから

良い記念写真となりました

 

この湿原の碑から一段上がった所が山彦荘

その前に咲くのが

これまた貴重なキバナノアツモリソウ

 

 

 

蘭の花はどれも不思議な形をしていますが

これは特に変な形に見えるのは自分だけ?

ファインダーを覗きながら

奇妙な形に見入ってしまいました

 

山彦荘の保護柵の中には

コケモモやアマドコロの花も見られて

 

 

 

保護柵が無ければ

こんな花も見られなくなってしまうのか

と、思うとチョット寂しい気持ちにも

 

山彦荘から山頂への道

こちらにはクリンソウの群落が見られました

咲き具合はほぼ終盤

上部に花を残すだけでしたが

群落で見られただけでも嬉しいものです

 

 

 

さて、時刻も12時を回りお昼時

この日は休業日というマナスル山荘の

ベンチとテーブルをお借りして

ランチ休憩と致しました

最後にたくやさんが皆にアイスコーヒーを

淹れて下さって良いひと時となりました

(自分はコーヒーがダメなので紅茶としました)

 

マナスル山荘から

花畑の西側の路を辿って山頂へ

往きは急な斜面の岩場コースで

 

 

 

ここのところ頻繫に山を歩いているせいか

それとも皆と歩ける楽しさからか

今日の風花さんは絶好調

付いて行くこちらも予想外に息が上がる程

愉しみながらの登行は意外な面を

見せてくれました

 

14:05

入笠山山頂へ到着

 

 

 

ここは初めて来る山頂

意外な展望の良さに

またまた嬉しくなりました

展望は以下のよう

 

 

皆もそれぞれに展望を楽しんで

山座同定中かな?

 

 

 

で、ここでもやっぱり記念撮影しちゃいます

 

 

 

こちらは八ヶ岳を形どって

 

 

 

やっぱり仲間が集まれば盛り上がるもの

中々楽しい山頂時間でした

 

下山は緩やかコースで

山頂の下り口にはこんな白い花が

 

 

 

中々撮る事が少ない花ですが

今回は珍しくカメラに収めてみました

 

中程から鹿柵を潜って花畑の中へ

シモツケソウやヤナギランの群生が

大分背丈を伸ばしてきて

先端には粒々の蕾も見えて

これらの花の時期も間近である事を

教えてくれている

目玉のスズランはほぼ終わってましたが

運良く一株だけ状態の良い花が

見つけたらやっぱり撮りますよね

 

 

 

花畑の道は九十九折れに下って

 

 

 

まだ初々しいハクサンフウロや

 

 

 

オダマキも見事に咲き揃って

 

 

 

今が盛りのアヤメは

花畑の主役でした

 

 

 

再び鹿柵ゲートを抜けて入笠湿原へ向かい

入笠湿原では周回コースの残り半周を行く

湿原と言っても乾いた部分もあって

そんな場所にはネバリノギラン

 

 

 

更にウマノアシガタの群生も

 

 

 

この辺りは湿原から草原に移り行くエリア

植物相もそれに準じた花を咲かせてますね

 

そのウマノアシガタを左手に見て

そこから一頻り急な階段道

背後からの日差しを受けて

チョットしんどい登りでした

日本スズランの群生地の中を通るのですが

花は終わっていて癒しにもならず(笑)

やっぱり花は山歩きの糧ですかね?

 

そこから山頂駅は僅かな距離でした

 

 

 

数年ぶりに集まった山友さんたち

気心の知れる仲間たちが

またこうして集まれた事が

今回は何よりのご褒美

忘れられない思い出となりました