岩手山(その一) | 気ままにアウトドア

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2021年9月28日

 

 

東北遠征二日目は岩手山

古の登拝路、柳沢コースで登ってみました

 

 

 

 

前夜は”道の駅にしね”で車中泊

そこから自衛隊演習場を巻くようにして

馬返しの駐車場へ着いたのが6時頃でした

平日ですが広い駐車場には

既に10台ほどの車

流石、人気の百名山登山口です

 

身支度をして

6:15

駐車場を出発

先ずはキャンプ場を抜けて登山口へ

 

 

 

駐車数の割には登山口は閑散としてて

多くの方が早い時間に

登り始めてるのかも知れません

 

登りだしは広葉樹の森の道

右手には時折り「立入禁止」の看板が現れる

まだこの辺りは自衛隊演習場らしく

柵は無いがその境界線に沿って

登山道が付けられているようでした

 

 

 

続く道は赤土の道

関東ローム層の赤土と同じ風合いなので

ここも火山灰層なのでしょう

 

 

 

7:01

0.5合目の新道と旧道の分岐点

 

 

 

ここは右側の新道をチョイス

道は美しい広葉樹林の中を登って行く

 

 

 

7:24

1合目までやって来た

先程分かれた0.5合目からの旧道は

ここで再び合流して上部へと続いている

 

 

 

道は相変わらず抉れた赤土の道ですが

じきに木段道へと切り替わる

 

この辺りはまだ1000m未満

秋の花が残ってました

 

 

 

階段道は直ぐに赤ザレ道に切り替わる

樹木が育ち難いのだろう

頭上が開けて

樹林越しに上部が仰ぎ見れる

 

 

 

8:06

2.5合目までやって来た

ここも新道と旧道の分岐点

 

 

 

ここは旧道をチョイスして登って行くと

表土が洗われて溶岩がむき出し状態の道だった

まあ、スタンスが取れて

歩きやすい道ではあるけれど

 

 

 

そんな道を一頻り登ると

樹林から抜け出して

辺りは岩ガレの開けた斜面に出る

麓が見下ろせて

遠くに靄のかかる三角山が見える

多分あれは姫神山

この岩手山との神話が残る山だ

 

 

 

広い岩ガレ斜面には

ペイントマークが記されて

右に左にとそれを辿るように

九十九折に踏み跡が続いている

 

 

 

樹林を抜け出して

そんな岩ガレ斜面で感じたのは

西からの強い風当たり

ここは元々風衝地なのだろう

そこを登拝路として使っているうちに

表土が失われガレ場と化してしまったのか

そんな経緯を思い描きながら

遮る物も無くただ風に吹かれながら

ガレた斜面を黙々と登る

 

 

 

ふと左手の小尾根を見ると

樹々がいい感じで色付き出している

きっとあの辺りは風の無い斜面

樹木を育む条件があるのだろう

僅かな距離の隔たりだけなのに

この違いは何なのか?

地形の妙とは不思議なものだ

 

 

 

9:25

5合目を通過

 

 

 

ここで一部灌木が復活するが

直ぐにまたガレ場へと変わってしまう

 

9:51

御蔵岩を通過

何か云われでもありそうですが

そんな記述の看板は無し

 

 

 

御蔵岩の上部へ出ると

再び灌木帯へと切り替わる

強かった西からの風も

何時しか静まって

 

 

 

10:25

7合目の鉾立へと辿り着く

上部には丸みを帯びた山頂部が仰ぎ見れて

ここからは緩やか道が続いている

 

 

 

その灌木の中の緩やか道を辿る

路傍には

シシウドやコバイケイソウの

枯れ茎が林立して

盛期のお花畑を垣間見る事が出来る

 

10:35

8合目避難小屋へ到着

7合目からそれなりの距離があるのだろうが

ここまでは10分しかかからない

7合目までのガレ道が厳しかったせいか

この間は意外な近さに感じた道だった

 

 

 

小屋前には幾つものベンチが並び

きれいなトイレも完備されてました

ちょっと早めでしたが

ここでランチ休憩と致します

 

 

 

 

(その二)へ続く