春の妖精 節分草 | 気ままにアウトドア

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気の向くままに四季折々
  自然の中を流離う

2021年2月23日

 

 

この週末、三日ほど続いた4月並みの陽気に

自宅周辺の雑草も急に萌え出してきた

紫色の花を点々と散らしていたホトケノザは

今や紫色の絨毯の如く広がって

畑の麦も数日前までの弱々しい葉から

力強い緑の葉を伸ばし出してきた

 

ならば、きっと

 

セツブンソウも見頃を迎えているだろうと

毎年恒例の節分草園へ出かけてみました

 

 

 

自宅から小鹿野町の節分草園までは車で1時間半ほど

今日は強い風が吹いてましたが

山間の節分草園は穏やかでした

 

 

 

可憐な花セツブンソウは

スプリングエフェメラル(春の妖精)のひとつ

カタクリやキクザキイチゲ等と同じく

樹々の葉や下草が伸び始めるころには

地上部は姿を消して

夏眠状態へと移行してしまいます

そんな儚いイメージの生態が

妖精とよばれる所以なのでしょう

 

 

 

今日は祝日という事もあり

園内にはそこそこの来訪者

皆さん其々に花を愛でてました

それでもコロナ渦の最中

例年よりも人出はかなり少なくて

ゆったり写真を撮る事が出来ました

 

 

 

一眼カメラの方も数人

望遠鏡のような長球を構えてる方もいらっしゃる

可憐で儚さを漂わせるこの花は

被写体としては魅力的なもの

自分は愛おしさを感じてしまうほど

好きな花ゆえに

まるで恋人にでも会うように

毎年ここへ来て花を愛でている

 

そんな中で今年はベストのタイミング

どれもこれも瑞々しくて可愛いから

繁々と見入ってしまう

昨年の訪園はちょっと遅めでしたから

状態の良い花を探しながらだったかな?

 

 

 

 

節分草園は小鹿野町の管理の下

大切に保護されています

セツブンソウは好きな野草のひとつ

これ程までの群落を手軽に見られる園は

自身にとって貴重な場所

今日は幸せな午後のひと時を

楽しめました