湯ノ丸池ノ平で花散策(その一) | 気ままにアウトドア

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2020年8月2日

 

漸く長梅雨が明けた翌日

娘と湯ノ丸高原を歩いてきました

 

 

上信越道 小諸ICを下りて地蔵峠へ着いたのが9時頃

例年なら林間学校の子供たちが溢れるこの時期ですが

今年はコロナ渦でそんな団体は見当たりません

9:24

身支度をして駐車場を出発

 

今日の同伴者は次女とその愛犬”華鹿ちゃん”

高原の花と涼を求めてのハイキングです

先ずは地蔵峠から池ノ平歩道へ

 

 

 

 

きれいに笹の刈払われた道を行くと

早速、高原の花々のお出迎え

 

ノハラアザミとウラギンヒョウモン

 

 

フジバカマ

 

 

分岐を三方見晴歩道方面へ進み

スキー場ゲレンデに出ると

 

トリアシショウマ

 

 

モミジイチゴ

 

 

ヤナギランの群生を期待していたのですが

このゲレンデでは見つけられず

 

再び森の中へ

相変わらず笹に覆われた道が緩々と続き

山を歩き慣れていない娘には程よい感じ

 

 

 

 

日の差す林道沿いに出るとアザミの花が沢山

沢山の虫たちが花々に群がってました

 

ノハラアザミに集うイチモンジセセリ(左)とヘリグロチャバネセセリ

 

 

緩々道は顕著になった尾根道へ

幾分傾斜も増して登山道らしくなってきます

 

 

花の名前の「イブキ○○○」のイブキは伊吹山のイブキ

「ハクサン○○○」のハクサンは加賀白山のハクサン

江戸時代の植物学者がそれらの地で・・・と

娘に解説する父親なのですが

娘の興味の対象がどこにあるのか?

イマイチ手応えを感じられず

デコボコ親子のハイキング

 

シャジクソウ

 

 

イブキジャコウソウ

 

 

ホソバノキソチドリ

 

 

樹林が切れ展望のある尾根へ出る

天気が良ければ小諸の市街が見下ろせるのですが

今日は雲が多め

娘に山上からの下界の景色を見せたかったのですが

チョット残念です

 

マツムシソウ

 

 

ハクサンオミナエシ

 

 

11:19

見晴岳を通過

 

 

見晴岳

 

 

ウスユキソウ

 

 

エゾカワラナデシコ

 

 

山頂の南側はコマクサの保護地

今年お初のコマクサでしたが花は終盤

良い状態の花が少し見られるだけでした

娘も勿論お初の花

「高山植物の女王」・・・と解説を交えながらなのですが

こちらもその価値を分かってくれたかどうか?

 

コマクサ

 

 

オンタデ

 

 

見晴岳から鞍部へと下る道

池ノ平湿原が見えてくる

娘は漂うガスがステキだと言う

山慣れした自分には見慣れた光景ですが

娘のそんな姿が

山を始めた頃の新鮮な感覚を思い起こさせてくれる

 

池ノ平湿原を見下ろして

 

 

シナノオトギリ

 

 

シシウド

 

 

鞍部から僅かに登り返すと

11:49

三方ヶ峰に到着

 

三方ヶ峰

 

 

ここのベンチでランチ休憩

往きのSAで仕入れたパンと

娘の頂き物のアスパラをボイルして

シンプルにクレイジーソルトで頂く

山上の簡単ランチ

ロケーションも相俟って

中々の良い時間でした

 

 

 

 

(その二)へ続く