杣添尾根から横岳(前編) | 気ままにアウトドア

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日時
2015年12月1日

ルート
海ノ口横岳登山口⇔南八ヶ岳林道⇔枯木帯⇔三叉峰⇔横岳山頂(往復)



比較的暖かい日が続いていた11月でしたが
ここの処急に冬らしい寒さになりました
各地で雪の便りも聞かれ山は本格的な冬山シーズンに突入ですね
そんな中、ひと月ぶりに山へ行って来ました
今回の横岳は西側の美濃戸からではなく東側の海ノ口からのルート
毎度の事ですが初めてのルートには
期待と不安のドキドキ感がありますね
では、レポの始まりです。



前日、自宅を出発
松原湖近くで車中泊です
この南佐久地方、調べて見ると”道の駅”の空白地帯なんですね
なので、安心して休める所として松原湖を選択してみましたが
簡単には休める所は見つからずで
少しウロウロしてしまいました
まあ、それらしい駐車スペースを見つける事ができて問題解決です

翌朝 6:00 起床、外気温は -1℃
少しでも寒さを避けようと標高の低い松原湖にして正解でした
さあ、車で海ノ口登山口へ移動です
一旦国道へ出て南牧中のところから山道へ
牧場を過ぎると別荘地
海ノ口登山口は別荘地の中にあります
ほぼ坂を登り切った所に登山口はありました
登山者用の駐車場(10台分ほど)へ車を停め
ササっと準備をして

7:12
駐車場を出発です
気温 -3℃ 
かなり寒いと感じますが歩きだせば温まるでしょう

 
登山者用駐車場


 
海ノ口自然郷横岳登山口


道は”富士見岩遊歩道”と併用されていて別荘地の中に続いています
何度か車道を横切り登って行き

7:27
富士見岩への分岐点を通過

 
富士見岩分岐点


ここまで道は凍結状態でしたが
この辺りから雪道気味になりだしました

 


北沢の沢音が聞こえてくると林道状の道
今は荒れ果てて使われていないようです
その道から”南八ヶ岳林道へ出ると
北沢の奥に横岳が見えてきます
稜線部は真っ白に雪化粧して朝日に映えますね

 
林道から仰ぎ見る横岳


北沢の橋を渡ると

7:52
東屋と防火貯水池のある横岳登山口

 
南八ヶ岳林道の横岳登山口


登山道に入ると直ぐに
北沢枝流の橋を渡り

 


斜度の増した道を登って行きます

 

小休を入れて
ここからチェーンスパイクを装着

9:23
万歩計中間地点を通過

 


積雪は10cm程でしょうか
大分雪深くなってきました

 


9:43
小さな広場のような所へ来ると
温度計と古い表示板がありました

 
-3℃を指していますね


地図にある”枯木帯”でしょうか?
樹間に富士山が端正な姿を現しました

 


10:22
道は尾根の北側へ回り込み
積雪量も 30cm 程に
しかし、トレースは確りと付けられているので
サクサク進む事ができました

 
尾根の北側を行く


針葉樹林帯を抜け出すと
明るいダケカンバ帯へ

 


10:53
森林限界を越えると展望が開ける

 森林限界を越えるとこんな道へ



浅間山は雲に隠れ 佐久方面は雲海の下



 富士山



 奥秩父の山々 甲武信ヶ岳や金峰山が見えてます


 奥には両神山の姿


視線を南へ向けると
ガスを纏った赤岳の姿
どこから見ても迫力がありますね

 赤岳


さあ、稜線はもう少し
最後の登り、頑張って登りましょう

 稜線を仰ぎ見る


傾斜は更に増してチェーンスパイクとストックでは役不足ですが
まだ雪は柔らかく爪先の蹴り込みが効かせられました
ピッケルと十二本爪が欲しいところですが
何とか稜線へ辿りつく事ができそうです







(後編)へ続く