日時
2015年10月26日
ルート
谷川温泉⇒牛首⇒二俣⇒中ゴー尾根⇒トマノ耳⇒天神尾根⇒いわお新道⇒二俣⇒牛首⇒谷川温泉
*
*
*
ヤセた中ゴー尾根の急登は続く
背の高い樹林帯を抜け出すと灌木帯
展望が開け右手には天神尾根が望め
アリのような登山者の姿が確認できる
左手には険しい俎嵓山稜
残念ながらガスがまとわり付き稜線は見えない
振り返ると谷川の先に水上の温泉街
遠く靄の中に赤城や子持山の姿
中々の展望です 天神尾根を見上げる
俎嵓山稜と幕岩(右上から左下へ伸びる岩尾根)
阿能川岳(左)と小出俣山(右奥)
谷川の先に水上温泉 奥は赤城山(左)と子持山(右)
谷川岳の山頂を見上げる
ツゲの赤い実
ヤセた尾根道を見上げる
ロープが下がる直登道
道は完全に森林限界を抜け出す
両側は切れ落ち
か細い灌木とササが茂るのみ
先程から見上げる山頂付近の白さ
やけに白いと思っていたが
その正体が判明した
ここへ来て登山道脇に新雪が現れたのだ
昨日の風は上越国境に雪を降らせ
関東平野を木枯らしで駆け抜けたようだ
中ゴー尾根を振り返る 幕岩と俎嵓山稜
稜線が見えてくる
オジカ沢の頭
道端の新雪 ナナカマドの赤い実とオジカ沢の頭
遠く山並の向こうには富士山の姿
10:50
稜線へ登り付く
ここまでは穏やかな風だったが
稜線へ出た途端に寒風が吹き付けて来た
北側に大きく口を開けた万太郎谷
その北側斜面には霧氷の花が咲いている
ここは群馬県と新潟県の県境、上越国境稜線
北側は日本海気候、南側は太平洋気候と
ここを境に気候は大きく変わる
当にその場所がこの稜線なのです
稜線の分岐点
分岐点には」こんな注意書きが
稜線から登って来た中ゴー尾根を見下ろす オジカ沢の頭 霧氷の付く右側が日本海側
尾根を登る時、暑くて脱いでしまったシェル
この寒風には耐えられないのでもう一度ここで着込み
帽子もフリースへと替えます
では、山頂へ向かいましょう 谷川岳方面の道
灌木に付いた霧氷 白いサンゴのよう
中ゴー尾根を見下ろす
クッキリ違う南北斜面の差
霧氷の付く北斜面
北側の道はこんな状況でした
霧氷の花を楽しみながらユックリゆっくりと歩いていると
先程の沢登りの二人が源頭部を登って来た
ヒツゴー沢は沢登り初心者には手頃な沢
登山道を登って来た自分とほぼ同じに登って来ましたね 源頭部を登る沢屋の二人
稜線へ出た二人に「お疲れさん」と声を掛ける
今日、谷川温泉からの入山者は我々三人だけ
やはり、親近感が湧いてしまいます 肩の小屋が見えてくる
登山道には自分の足跡だけ
11:33
肩の小屋へ到着 肩の小屋
天神尾根からの登山者でしょう
沢山の登山者が小屋の南側で休憩してました
風がチョッと冷たかったので体は冷え気味
小屋内を覗くと休憩所には二人の登山者しかいませんでした
なので、小屋内で昼食とします
カップめんと惣菜パン
この時期になるとこのパターンですね
ゆっくり昼食を摂った後は山頂へ
12:21
トマノ耳へ到着
平日だと言うのに相変わらず人の多い山頂ですね トマノ耳
今回はトマノ耳だけで下りましょう
谷川岳は何度も来ているのでそれでも良いのです
山頂からの展望
下りは天神尾根を使います
肩の広場から階段状に整備された登山道を下って行きます
登山を始めた頃は良くこの尾根を使いましたが
ここ最近は他のルートばかり
積雪期は別として無雪期に下るのは久しぶりでした 天神尾根を見下ろす
右手に見える俎嵓山稜
今はガスが完全に取れてスッキリとした稜線が露わに
この芸術的とも思える線は何度見ても惚れ惚れします 俎嵓(左)からオジカ沢の頭(右)へ続く美しい稜線
谷川岳からオジカ沢の頭への稜線も美しい
12:57
天狗の留まり場を通過して
天狗の留まり場 山頂を振り返る
13:15
熊穴沢避難小屋を通過
ここからいわお新道へ下ります
熊穴沢避難小屋の分岐点
いわお新道入口
下りだしは急斜面
落ち葉が吹き溜まり路面状況が分らない
今日は(最近?)誰も歩いてないらしく落ち葉の乱れも無い
小石や木の根など全てが落ち葉に覆い尽くされ
気の抜けない下降が続く こんな道を下る
こんな道を下る(その二)
急斜面なので高度はどんどん下がる
気が付くと樹間に見える俎嵓山稜が遥かな高みとなっている
上空の空は雲一つ無い青空
朝からこんな空だったら、俎嵓もさぞ見応えがあっただろうと思える 俎嵓山稜
オジカ沢の頭(左) 中ゴー尾根(中央の黒い尾根) 谷川岳(右)
ハウチワカエデの紅葉
倒木が道を塞いでました
14:32
二俣まで下りて来ました
ここからは今朝通って来た道
谷川沿いを下って行きます
二俣の分岐点
道は谷川の河原へ下りる
振り返ると西日を受けた俎嵓山稜
あの荒々しい山稜もここで見納めです 俎嵓山稜
沢中のゴーロ地帯を下り
崩壊地を過ぎる
15:11
牛首のゴルジュで
クサリの付いた易しいヘツリをこなし
沢沿いの登山道を下って行きます 牛首のへつりポイント
この先は緩やかな道ですが
春から夏にかけてはヤマヒルが出没する所
チョッと水気の多い場所には必ずあのゆらゆらとした姿がありました
でも、今は気温の下がった秋
そんな心配はせずに歩けるのが良いですね
15:55
谷川温泉の駐車場へ到着
本日も無事山行終了
谷川岳は何度来ても良い山ですね
下山後は
いつもの「永井食堂」さんで
もつ煮を食べて
帰路につきました