米子から四阿山(その二) | 気ままにアウトドア

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気の向くままに四季折々
  自然の中を流離う

山頂から根子岳に向かって尾根を下りだす

開けた尾根道は容赦なく冷たい風を吹き付けて来る。

木段を下る

ササ原の広がる根子岳の向こうに白馬の山々が白く浮き上がっている

中四阿の分岐点を右へ向かう

だだっ広い分岐点なので間違いやすい所だ。


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                         根子岳へ向けて木段を下る


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                 ササ原の広がる根子岳 奥には白馬連峰


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                           中四阿への分岐点


道は樹林帯の中へと下って行く

こちらの道は浦倉山側のようにササは刈り払われておらず

道に覆い被さる部分もある

雪の凍結はないがスリッピーなのは変わりない。

12:29 根子岳との鞍部に到着。

振り返ると四阿山がどっしりと鎮座している

根子岳のササに覆われた滑らかな山肌も良い。


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                           樹林帯の下り


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                          鞍部より望む四阿山


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                           鞍部より望む根子岳


根子岳を登る

相変わらず冷たい風が吹きつけている

鞍部より見上げた時は気付かなかったが、道はザレ場に続いている

その先は岩稜だった

以前に峰の原から登った事があるのだが

こんな所があったとは?

すっかり記憶から消え去ってしまっていた。

道は岩稜の北側を巻くように続いている


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                           ザレ場の道


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                           岩稜より四阿山を望む


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                      岩稜より根子岳山頂を望む


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              午前中に歩いた稜線 左の小ピークが浦倉山 中央のピークが2119m峰


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                          小根子北肩より米子へ下る道が見える


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                        岩稜の巻き道


13:11 根子岳山頂へ到着。

ここは何度もスキーで訪れている所

風当りの強い所なので冬でもあまり雪が無い場所。

見馴れた感はあるが写真を撮る。

ここから真っ直ぐに下ると菅平、右へ下ると峰の原だ

峰の原へ向かって下ると直ぐに小根子岳への分岐点。


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                           根子岳山頂


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                    小根子岳への分岐点 右の細い道を行く


分岐点を右に登って行くと直ぐに小根子岳山頂だった。

ササ原の小道と言う感じの気持ちの良いルート

風も収まって、なだらかな下りを下って行く。


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                      小根子岳へ向かう道 見えてるピークが小根子岳


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                             小根子岳山頂


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                         小根子北肩へ向かう道


13:53 小根子北肩(ザレ岩)到着。

ここから望む四阿山もいい形をしている


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                            小根子北肩の分岐点


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                           小根子北肩より望む四阿山


米子へ向けて下りだす

ジグザグの道はどんどん高度を下げて行く

麓のダケカンバが西日を浴びていい感じだ。


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                        西日を浴びるダケカンバ林


傾斜が緩むとなだらかな広い道になり

涸れた沢(たぶん不動沢)を渡る

ここは上から見えていたダケカンバ林の中なのだろう

天を衝くように伸びやかな幹肌が西日を受けて青空に映える。


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                          幅広く刈り払われた道を緩やかに下る


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                        ダケカンバ林が青空に映える


再び急斜面を下ると権現沢

歪んだ鉄パイプの橋で対岸へ渡る

尾根を一つ乗り越えると急な下り道

ワイヤーの手すりが付いた斜面をトラバースすると大黒沢だ。


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                           権現沢の橋


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                         ここを下り気味にトラバース


枝沢の橋を渡ると直ぐに大黒沢の橋

橋の直ぐ上に立派な滝が落ちているが

名前があるのかないのか判らない

橋を渡り少し下ると今朝の分岐点にでた。


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                          大黒沢に架かる橋


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                         大黒沢の滝


分岐点から二つの橋を渡り鉱山跡地へ出る

滝を見て行く時間がありそうなので大瀑布を見に行く事に

すると鉱山跡地の斜面の草むらに一頭のカモシカがいた。


「何もしないから逃げないでね」と声をかける


それが解ったのか首を傾げじっとしている


10m程の至近距離まで近寄って写真を数枚撮らせてもらった。


「ありがとうね」と言うとスタスタと歩き去って行った。


本当に言葉が通じたのかも?

そんな不思議な出会いだった。


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                    話しの解るカモシカ君


遊歩道を大瀑布へむかって歩いて行く

橋を渡り階段を登る

大分足に疲れが溜まって来たのか登りが辛い。

権現滝のビューポイントで写真を撮る

ここは近くまでは寄れないようだ。

次に不動滝へ行く

こちらはほぼ真下まで道が付いていた

しかし滝の爆風が凄く程々の所で引き返してきた。


これ程の立派な滝なのにあまり知名度はないのはなぜか?

百名瀑にも選定されているのに不思議な事だ。

まぁ、有名になって観光客が押し寄せるのも考えものだけどね。


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                       権現滝


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                       不動滝


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遊歩道を沢沿いに下って行く

橋を渡り少し進むと今朝程の鉱山跡地への分岐点

16:10 駐車場に到着する。

日の短いこの時期

日没前に車に戻れるか心配だったが

無事、車に戻れて良かった良かった。

勿論ヘッドランプやアイゼンなどは携行しているが使わない事に越した事は無い。


この時期、花も紅葉も終わってしまったが

輝く霧氷やカモシカのサプライズなど

山は素晴らしいものを魅せてくれた

天気も良かったし山の神様に


    感謝!感謝!


     でした。