気ままにアウトドア

気ままにアウトドア

気の向くままに四季折々
  自然の中を流離う

2005年7月29日~8月1日

 

 

今回の全ルート

土樽駅~平標山~仙ノ倉山~万太郎山~

オジカ沢ノ頭~谷川岳~一ノ倉岳~茂倉岳

~武能岳~蓬峠~七ッ小屋山~清水峠

~朝日岳~笠ヶ岳~白毛門~土合駅

 

7月30日(2日目)のルート

越路避難小屋~万太郎山~大障子ノ頭~

小障子ノ頭~オジカ沢ノ頭~谷川岳~

一ノ倉岳~茂倉岳~茂倉岳避難小屋

 

 

5:30

窓のない暗い小屋を出てみると

昨日辿って来た峰々が

低い雲を纏って朝靄の中に望める

湿度が高いせいか?

纏わりつくような質感のぬる風は

山上の朝らしからぬ肌触り

遠く太平洋高気圧から吐き出された

湿った風は関東平野を舐めるように伝って

こんな山上まで押し寄せて来ているのだろう

今日もまずまずの天気になりそうだ

 

 

 

小屋へ戻り朝食を済ませパッキング

昨日の疲れがまだ抜けきらないのか?

少し気だるい身体で小屋を出る

先ずは万太郎山への上り道

朝一の強張った身体を解すように

ゆっくりと歩き始めると

路傍には朝露を纏ったオトギリソウ

水滴のクリスタルのような煌めきが

美しさを際立てている

 

 

 

そんな花を愛でながら緩々と道を辿れば

少しずつ気だるさが遠のいて

本来の体調が戻って来る

7:49

本日最初のピーク

万太郎山へと辿り着く

 

 

 

山頂から更に東へ縦走路を辿る

左手に吾策新道を分けると

道は急傾斜で下りだし

程なくして本日最初の鞍部へと辿り着く

更にそこから大障子ノ頭へと登り返す

今日もやっぱりアップダウンの繰り返し

大障子ノ頭には岩場もあるが

気負わずに行こう

大障子ノ頭から再び鞍部へと下る

この頃から稜線にはガスが掛かり出し

ぼんやりと日差しが遮られる

鞍部には大障子避難小屋

ここから南に僅かに下った所に

稜線では貴重な水場がある

ここで本日行動用の水を補給して

縦走路へと復帰

 

 

 

稜線道は相変わらずアップダウンの繰り返し

ガスがまいたり晴れたりと

空模様も気忙しいけれど

上空にはどこかに青空が覗いていて

山上にだけ懸かる雲である事が分かる

 

 

 

大障子 小障子の気持ちの良い稜線道

こんな道がずっと続けばと思うのだが

緩々とアップダウンを繰り返す道は

徐々に高度を上げて行き

何時しかオジカ沢ノ頭への

急な上り道に切り替わる

 

 

 

11:41

そのオジカ沢ノ頭へと辿り着く

ここにもカマボコ型の避難小屋があり

ここでランチ休憩とする

 

 

 

オジカ沢ノ頭から鞍部へ向かって

瘦せた岩場混じりの尾根道を下る

 

 

 

地形の妙か?

岩場がちのヤセ尾根道には

花々がそこかしこに咲き乱れて

 

 

 

緊張を強いられる岩場の巻道も

力を抜いて辿る事が出来る

 

 

 

鞍部を過ぎると

右手に中ゴー尾根の道を分けて

谷川岳に向かって緩々と登りだす

岩場混じりのヤセ尾根道は

徐々に幅を広げて再び笹原の道となり

程なくして肩ノ小屋へと辿り着く

天神平からの登山者だろうか?

幾人もの人たちが小屋周辺にたむろして

上越国境稜線の中でも

ここが人気のエリアである事がよく分かる

そんな小屋からひと登り

14:02

トマノ耳へと辿り着く

ここは稜線一の展望地なのだが

今日の稜線はずっとガスが掛かり気味

展望は諦めてオキノ耳へと向かう

 

 

 

そのオキノ耳への鞍部にも花々がたくさん

展望は残念だったけれど

満たされぬ気分を花々が補ってくれる

 

 

 

14:21

オキノ耳を通過して

険しい岩場道を行けば浅間神社奥ノ院

ここまで来ると人影はまばらになって

再び静けさが戻って来た

 

 

 

奥ノ院から険しい岩場道を下れば

一ノ倉沢を突き上げた稜線部

その一ノ倉沢の奥壁は

言わずと知れた国内有数の大岩壁

多くの登山者を魅了する岩場でもあり

世界一遭難者の多い魔の山でもある

その最低鞍部の‟ノゾキ”から

恐る恐る一ノ倉沢を覗いてみると

ほぼ切り立った垂直の断崖の下方に

雪渓を残した一ノ倉沢が小さく俯瞰できる

自身は高所恐怖症ではないけれど

あまりの高さに

恐怖感で震えてしまった

 

(写真では高度感が伝わらないのが残念です)

 

 

ノゾキから一ノ倉岳へと登り返す

道は急で瘦せた岩尾根道

この辺りから空模様が怪しくなって

ガスの中、雨粒がポツポツと落ちてくる

中ほどまで登るとガスの上に出て

振り返れば

先ほどまでいた鞍部に

越後側から滝雲が押し寄せて来ている

雨粒はその滝雲からではなく

頭上の黒雲からのよう

結局、小雨程度で済んでしまったけれど

路傍の草叢は確りと雨粒を纏って

濡れ防止にレインパンツを履く破目になる

 

 

 

15:34

ここまでの瘦せた険しい岩尾根道とは裏腹に

穏やかな山上の一ノ倉岳へと辿り着く

 

 

 

ここからは気の抜けるような

ゆったりとした花咲く稜線道を行き

 

 

 

16:00

程なくして本日最後の頂

茂倉岳の山頂に辿り着く

 

 

 

後はここから避難小屋を目指して

美しい笹原道を下るのみ

すっかり重たくなった身体で

緩々と斜面を下って行けば

16:15

本日の宿

茂倉岳避難小屋へと辿り着く

小屋には先客が二人いましたが

充分に寛げる広さがあって一安心

小屋下の水場で水を汲み

ロウソクのほのかな灯りの下で

今宵もジフィーズのフリーズドライめし

簡素な夕食を済ませれば

後は寝るだけとなる

寝る前に星野道夫を読みだしてはみたが

疲れているせいか

昨日同様に1ページも読みきれずに

意識が遠のいてしまった

 

 

(その三)へ続く