昨日訪問美容ケアに行ってきました。

 

癌末期の70代の女性H様。
一年くらい髪を切っていなかったようですがとてもきれいな髪をしていました。
髪が細く薄く感じておられ、昔から短くしたことがなかったようで、旦那様も髪の短い奥様を見たことがなかったようです。

 

実は今回伺うのは2度目!最初は2週間前に一度伺い長い髪を顎ラインのボブカットに切ったのですが、

やはりもう少し短くしてほしいとのことで伺いました。

ボブカットも気に入ってくれていたのですが、ずっとベットの上で過ごしているので髪の長さはやはり重要で、

最初に切った長さはとてもお似合いで手入れも楽でいいかなと思っていましたが、

ご本人様にしたらちょうど半端な長さになってしまったのかもしれません、

食事をとったり、横になる時ちょうど顎ラインだと髪が顔に触れてうっとうしかったのかもしれません。

私は髪を切ることだけを考えていたのかもしれません、

その方の普段の生活スタイルをしっかり理解できていなかったのかもしれません。

そこで今回はショートヘアを提案させていただきました。本人もご主人も喜んでくれました。

 

美容施術を通じて髪やお肌のケアだけでなく心のケアの援助もすることによりその人らしい人生。たとえ人生の最終段階であっても、穏やかに毎日を過ごしていけるような支援、相手に寄り添いながら、支えを高めていくことができる美容ケアの提供をしていきたいと感じております。


現在、在宅クリニックの先生はじめ看護師さん、事務局の方々とコミュニケーションをとりながらチーム医療・チームケアの一つとして連携をとらせていただいております。情報共有をしながら実践活動をしていくうえで新たな美容の役割を今後も考えていきたいと思っております。

 

H様ありがとうございました。 クリニックの先生皆様ありがとうございました。