本山よろず屋本舗 さんのブログより
前回の記事は、
前回の記事「サアラさんが語る「転生」」で、亡くなった人の魂は、「転生」という過程においては、アストラル界に行くというサアラさんの説を紹介しました。 亡くなった後、魂があちらの世界でガイドの導きにより、その人の一生を振り返ったり、(必要であれば)魂のリハビリを受けて、次の転生に臨むというのは、たくさんのスピリチュアルの本で語られています。 また、臨死体験をした人が、走馬灯のようにそれまで体験した人生のシーンを見せられるというのは、よく聞く話です。ですから私は、こうしたことが死後の世界で一般的に体験することなのだろうと思っていました。 ところがサアラさんは、これまでの地球では、多くの魂がそうした体験をさせてもらえなかったと言います。 もしそれが事実であれば、由々しき事態だと言えるのではないでしょうか。 サアラさんによれば、多くの魂は亡くなった後、「幽界」でインターセプトされ、そこにずっと留まるか、あるいは「幽界」の番人によって、魂のリハビリを受けることもなく、すぐさま人間の肉体に宿らされることになります。人生の記憶は、「幽界」の番人によって魂の奥深く押し込められ、浮かび上がってこられなくなるといいます。それゆえ私たちは、前世の記憶がなくなっているのだというのです。 これをサアラさんは、「輪廻」と呼んでいます。 なぜ、そうなってしまうのか。 それは、この地球が魂の流刑地であったからだといいます。 前世の記憶が無くなれば、自分が本来何処から来た存在で、どのような役目を背負っていたか思い出せません。このため、ひたすら地上と幽界を往復することになり、この地球という監獄にずっと押し込められたままになってしまいます。 では、『「あの世」の本当のしくみ』(大和出版)から、地球に幽界がどのようにして誕生したかという話から紹介します。 ・・・<『「あの世」の本当のしくみ』、p37~p38から抜粋開始>・・・ そして、ある時代に、宇宙ですごい勢いで所有を増やしていった巨大な勢力があり、地球人が知らない間に、地球がそこの所有地になっていて、しかも中心となるエリアに対してこちらは辺境の地であり、囚人を送り込む流刑地のように使われていたときがあったのです。 地球に流されてきた囚人の魂が、死後に本当に還るべき世界に行けないように、そして元のエリアに再び生まれてこられないように、「幽界」という亡くなった人たちがとらわれてしまう罠のような世界を作り出すための装置が設置されて、そこと現実の地球を行ったり来たりすることしかできないようにされました。 この状態は約1万数千年前から徐々に始まり、地球の流刑地としての役割がやっと解除されたのは、2300年ほど前のことです。 そのとき、すぐさま「地球人を救わなければ」ということで、お釈迦様が地球に生まれてきました。イエスキリストも同じ使命をもって生まれてきた人です。 彼らをはじめとしたさまざまなスピリチュアル・リーダーたちの働きがあったものの、地球人の魂やこの世での生き方には、地球が流刑地だった時代に行われたことの影響が、今なお色濃く残っています。 地球人は、いまだに幽界に閉じ込められたような状態になっていて、魂の自由が失われてしまっているのです。 ・・・<抜粋終了>・・・ サアラさんによれば、仏陀は「転生」と「輪廻」を明確に区別していたといいます。 人々に「輪廻」のサイクルから抜け出すように説き、それを「解脱」と言ったといいます。イエスキリストも同じ使命を持っていたとは初耳でした。 もしこれが事実だとすると、どうして世界中でこれほどたくさんの仏教とキリスト教の信者がいるか、説明できそうな気がします。 人々の深層意識の中に、仏陀とイエスが人々の根本的な苦しみから救ってくれるという期待があるからかもしれません。 サアラさんは、人々が「輪廻」している証拠として、前世の記憶がないことをあげていました。 さらに、最近よく聞く、性同一障害も「輪廻」が原因だといいます。 ・・・<『「あの世」の本当のしくみ』、p122~p123から抜粋開始>・・・ 今、性同一性障害の問題を抱えた人が多いですね。 それも、輪廻が引き起こしている問題のひとつなのです。 何度も女性として生まれてきた後に突然男性として生まれてくると、男性であることが受け入れられないとか、そういう問題が出てくるわけです。 ちゃんと転生していれば、つまり魂がマスターソウルに還ってそこから生まれることができていれば、女性だった魂も、厳選した情報だけをもって生まれてくることができます。それなら、「自分が男でなければならない理由」も自覚して生まれてくるので、そういう問題はいっさい起きないのです。 でも、ここで輪廻を繰り返して「女、女、女……」と人生をやって、突然アクシデントのように男に生まれ変わると、どうしていいかわからないのです。 本来は、生まれてくるときに自分で性別も選択できるはずなのですが、転生の場合のようにちゃんと魂をリセットして生まれてくることができないので、「お腹の中で10ヶ月女のつもりで過ごしていたのに、出てきたら突然男の扱いをされた」とか、そういったことが起きるのです。 ・・・<抜粋終了>・・・ ・・・<『「あの世」の本当のしくみ』、p126~p127から抜粋開始>・・・ なぜ私たちには魂の記憶がないのか? 魂の記憶がない。 幽界と地球の間を行き来して、マスターソウルの元へ還れない。 輪廻における前世の記憶をクリアにすることができないので、性同一性障害などの弊害が出ている。 これらはすべて、輪廻が地球人にもたらしている問題です。 では、輪廻している人たちはなぜ魂の記憶がないのかというと、昔の地球人は、魂の状態で幽界の管理者に虐待を受けて、記憶を消されていたのです。 幽界は流刑地で、彼らを追放した文明社会が、罪人が元の場所に戻ってこないように作った所なので、そこでコントロールしやすいように洗脳を受けて、魂がもっていた情報が深層部分に押しやられ、思い出せないようにされているのです。 そこではアストラル界で行われているような死後のリハビリもないし、マスターソウルで魂をリニューアルすることもできません。 そのため、ずっと同じ衣をまとっていると擦り切れてしまうように、魂が劣化してしまうのです。 ・・・<抜粋終了>・・・ では、「幽界」についての詳しい説明を見てみましょう。 ・・・<『「あの世」の本当のしくみ』、p96~p101から抜粋開始>・・・ なぜ地球人だけが幽界に行くのか? 幽界は、アストラル界の一番低い領域(低層)にある世界です。 地球人が亡くなるとすぐに行く所で、地球人特有のものです。他の天体で亡くなった魂には、幽界という世界はありません。 では、なぜ地球人だけが幽界に行くことになったのでしょうか。 それは第1章でお話ししたように、2300年ほど前まで、地球がある巨大文明によって流刑地として使われていた時代があったからです。 地球は、まるで「宇宙のごみ捨て場」のようになっていたのです。 その文明社会の支配層にとって、地球は「理解力も好奇心も向上心もない人たちや、その社会で極悪非道とされることを犯した人たちを捨てる場所」でした。 といっても流刑に処された全員がそんな人たちだったわけではなく、逆に、あまりにも優秀すぎて妬みを買い罪を着せられた人たちや、その社会の支配者たちにとって利益をもたらさない、公平な社会のために役立つしくみを提案したり、テクノロジーを開発したりした人たちもいました。 要するに、送り込まれてきた囚人たちは、大きく二分されます。彼らの社会で厄介者とされる、手の施しようがない人たちと、ものすごく優秀な人たちの両極です。 そして、いずれにしてもその文明からは厄介者と思われている彼らの魂が、彼らのいる場所に再び戻れない(転生できない)しくみ「幽界」が作られました。 その結果、地球人は、肉体を失うと幽界に行ってそのままそこに閉じ込められるか、幽界からまた生まれ変わって、地球と幽界の間を行ったり来たりするか、どちらかの選択肢しかない、そういう時代が長く続きました。 今の地球はもはや流刑地でなくなっていて、本来還るべきマスターソウルへの道筋も用意されているのですが、それでもまだ多くの人が、亡くなるとそのまま幽界にとどまってしまいます。 幽界は、地球の上空や宇宙にあるのではなく、すぐそこにあります。 死んだあとで私たちが渡ると思っている三途の川や、天国や地獄も幽界にあるものなので、やはりすぐそこにあります。 生まれる前に、空の上からこちらを見ていた記憶がある人などもいますが、それは実は幽界で見た光景で、「空から見ているようなビジョン」を見せられていたにすぎないのです。 上とか下とかいう認識は、この物理的な肉体から離れるとずいぶん違うのです。目で見ているわけではないので、高い所に上がらないですぐそばにいても、見下ろしているような視界で見ることはできます。前からも後ろからも天井の上からも机の下からも、全方向から見ることができるのと同じです。 死んだら地獄に行くと思っていれば、地獄に行く 地球人はこの幽界へ、生きていたときの価値観や概念をそのまま引きずってもっていきます。寝ているときの夢と同じような状態で、それをもっとリアルにした世界と思っていただいていいでしょう。 寝て夢を見ているとき、たとえば火事の場面なら熟いと感じるし、おいしいものを食べたらおいしいと感じていますね。それと同じようなことが起きています。 生きているときに地獄があると思っていた人は、そこで地獄の光景を見ます。夢とは違ってもう死んでいますから、その状態から目覚めることはできません。ですから、死ぬ前にどんな情報をもっていくかということがすごく大事なのです。 どんな人生だったとしても、死んだ後に人生を振り返るプロセスが必ずあります。 でも、幽界で人生の振り返りをする場合は、ほとんどの人は強烈にジャッジされると思います。それは自分自身の意識がそうだからです。 生きている間ずっと評価社会にいたので、亡くなった後も自分を評価します。そのときにいろいろな登場人物を自分の想念が作り出して、たとえば自分が創った神様に裁かれたりするわけです。 ですから天国と地獄というのも、地球にいる私たちの概念をそのままそこにもっていって現実化しているようなものです。 死んだら地獄へ行くと思っていれば地獄に行き、自分は幽霊になると思っていれば幽霊になります。 幽界に一度入ると、自分の意志ではなかなか抜けられません。次に抜けるのは、幽界の管理者に指示されて、輪廻のためにお母さんのお腹に入るときです。 しかし、マスターソウルの領域にあり、リハビリもしてくれるアストラル界とは違って、幽界では魂の中の情報をいっさい整理できません。ですから魂は地球的な概念をもったままで再び地球に生まれてきます。 どんな経験をしたいかという計画を自分で立てることも、あまりできません。マスターソウルから来たときの計画をまだ果たせないままなので、それ以前の人生と同じようなことを繰り返します。そして、死ぬとまた幽界に戻ってくるのです。 このように、延々と繰り返される輪廻のしくみによって、地球人はマスターソウルに還れず、幽界に閉じ込められたような形になっているのです。 ・・・<抜粋終了>・・・ ここまで読まれてきた方は、暗~い気持ちになられたかもしれません。 そこで次に、輪廻のしくみから抜け出す方法を紹介します。 ・・・<『「あの世」の本当のしくみ』、p104~p106から抜粋開始>・・・ 輪廻のしくみから抜け出す方法 現状として地球人が死後にたどるべき最善のルートは、「幽界をすり抜け→アストラル界でリハビリ・研修→マスターソウルに戻って次の可能性を模索→地球以外の惑星やエリアに生まれる。もしくは新しい次元の地球に生まれる」というものです。この場合は次にどこに生まれたとしでも「転生」といわれます。 でも現実には、地球人は死後、ごく稀なケース以外は、いまだに輪廻コースを選択してしまいます。 輪廻を繰り返している人の一番の特徴として挙げられることは、魂の記憶がないことです。 一方、転生した人には魂の記憶がちゃんとあります。自分が宇宙の中で何者であるのか、何のためにそこに生まれてきたのかを知っています。そうでなければ意地悪ゲームのような話で、変だと思いませんか? ですから、地球人以外の生命たちは、どの世界から何をしにきたか、どんな才能があるか、たとえば自分はエンジニアなのか芸術家なのか、そういうことも全部わかって生まれます。 地球人も、最初に来たときはみんな知っていたはずですが、何度も輪廻して魂がすっかり劣化してしまったために、痴呆症のように忘れてしまうのです。 そして、死んで幽界に行くと、自分が創り出した裁く存在(閤魔様や神様)、天国、地獄などのトラップに引っかかってしまう人がほとんどです。 以前は幽界のトラップが強力で、それこそハエ取り紙のようにくっついてしまって出られないような状態でした。 たとえば、地球に何かの探索にきた地球外生命たちも、以前は幽界にはまってしまって、仲間の所に還れなくなることがたくさんありました。さらに、その彼らを助けにきた地球外生命が還れなくなる例も非常に多かったのです。 でも、今は宇宙から干渉が入り、幽界をなくそうという活動がアインソフによって進められてきました。 地球が流刑地としての役目を終えたとき、すでに幽界を機能させている装置を見つけ出し、取り壊しの作業に取りかかり始めましたが、思ったよりも手の込んだことになっていたために、完全に撤去することができませんでした。でも、3年ほど前から再びアインソフによって作業が進められ、一番大きな装置がやっと撤去された段階です。 その装置の一部は火星に付いていました。一番大きな装置はかなり離れたところに付いていたようですが、報告を受けていないのでどこにあったかはわかりませんが、無効な状態にはなっています。あとは、小さい装置が地球上にもたくさんあって、それはまだ残っています。 幽界がいつ消滅するかまだはっきりとは言えませんが、おそらく2030年頃からでしょう。今の時点で幽界は完全に消えてはいませんが、通り抜けていく方法はすでにあります。まずは、生きでいる間に大きく価値観を変え、すり込まれてきた偏った概念を捨てておくことが最も重要です。そして、「死んだら地獄に行く」とか「死んだら自分も幽霊になる」などと考えることはやめることです。 ・・・<抜粋終了>・・・ サアラさんは、幽界に留まってしまう魂は、「自分が創り出した裁く存在(閤魔様や神様)、天国、地獄などのトラップに引っかかってしまう」からだといいます。 だとすると、宗教をやっている人は厳しいかもしれません。宗教をやっている人は、天国、地獄の存在を頑なに信じているからです。 その点でいえば、私は何の宗教も信じていないのが幸いだったかなと思ったりします。ただ、この社会で生きていく中で刷り込まれた価値観は、手放すのは容易でない気がします。ゲリースクールに通っていたとき、ゲリーさんが口を酸っぱくして、「ジャッジするな」と言っていた言葉を思い出しました。 次回は、いよいよ『エイリアンインタビュー』を紹介します。 (2018年5月16日) |
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