子どもの自主性 | マイペースな日々

マイペースな日々

『中学生 いじめと学級崩壊』というタイトルを変更しました。
息子は2024年に大学生になりました。

あおいです。

*このブログ記事は過去の話です。
基本的に解決していない問題ばかりです。
大変モヤモヤされることとは存じますが、息子(アキトくん(仮))のような小学生がどのようなトラブルに遭ってしまうのかを書いています。*

先日、アメトピに掲載していただきました、びっくり。
でも、そのおかげで、小学校の先生をされていた方からメッセージをいただけましたので、少しご紹介させてください。
(私がビビりでコメント欄を開けられないので、わざわざメッセージをくださいました、ありがとうございます)

~ここから引用

>漢字を授業中に教えないということは、私が勤めた3つの学校ではありませんでした。
いろんなやり方がありますが、
私は、1年生の担任時は、1日1文字ずつ、2年生以上は、1日2文字ずつ国語の授業の中で教えていました。
漢字指導用の黒板もあったし、今ではデジタル化が進み、拡大鏡で漢字をホワイトボードに映して、
書き順や読み方などを確認して練習します。
書き順で色を変えたり、気をつけるポイントを話したりもしました。

引用おわり~

ベテランの先生は、週に一度、国語の時間を漢字学習に充ててらしたそうです。
手厚い…羨ましい…

さて。
この漢字の件は、次の懇談会のときに、質問してみたんですよ。
その時の回答は「大きな漢字シートを壁に掲示しているので(問題ないですよ)」という内容でした。

保護者の反論としては。
・子どもの自主性に任せられても…
・書き方くらいは教えてくれても…
・実際に間違えて覚えたりしているから、フォローくらいは入れてくれても…

…という感じでしたが、先生としては、漢字は字形を暗記するだけなので、それよりは読解などを中心にしているとか言っていました。
「でも、漢字教えないとか、上の子のときには聞いたことないんだけど」と強く反論する保護者もいましたが「子どもはちゃんとやれてますけどね」と、やんわりと、でもしっかり自分のスタンスを守られる方でした。

新しい学習スタイル、とか言われてしまうと、保護者は上手く言いくるめられるところがあります。
当然、私も言いたいことは飲み込みました。
もちろん、その姿勢は間違っているんですよ、知識をちゃんと持って、先生と議論をした方が良いと思います。

この先生を見ていて思うのは、学習スタイルが常にご自身を基準にされているな、ということでした。
自分が自主学習をするように、子どもも自主学習が出来ると信じていらっしゃる(優秀な子はいますから、クラス全員が出来ないわけじゃないけれど)

また、実際にはまだ講師待遇でしたので、他の先生方から何かを吸収しようという余裕がなかったのかもしれません。
良くも悪くも放任主義でした。

不幸なことに、息子の学年では別のクラスの先生も、何だか独特な授業をされていました。
定年直前のベテランで、異動してきたばかりの女性の先生でしたが、こちらも放任主義でした。
「宿題は出さない」という主義の方で、夏休みも「書道かポスターを出せばいい」と言われました。
クラス役員全員で先生方に頭を下げ、プリントだけでも出してください、とお願いしたことを思い出しました。

対話をすれば、先生方の理想や理念は分かるのです。
が、それはそれとして、「勉強嫌いなら勉強しなくていい」と割り切れるものでもないのです。

実際、翌年以降の先生たちは、誰もが勉強を大切に考えるタイプであり、子どもたちは大変な苦労をするのです…そう、4年生までの学習の積み残しが多すぎて。