カバン事件6 | マイペースな日々

マイペースな日々

『中学生 いじめと学級崩壊』というタイトルを変更しました。
息子は2024年に大学生になりました。

あおいです。
 
今回の出来事は、息子が嘘つきだったから、と主張するJくん。
当事者ではないフリをするKくん。
一方で、この日初めて「嘘つき」と言われた息子はビックリしたようで何も言えずにいました。
 
雨の降る中、この二人と、私たち親子、そして担任の先生の5人は対峙しています。
 
Jくんの言い分は、こうです。
 
一緒に帰りたいのに、息子が言い訳をして帰ってくれない。
どうしたら一緒に帰ってくれるのか問い詰めても「テストが終わらないと分からない」とか「帰れる日は帰る」とか不誠実な態度をとられてきた。
ゲームにログインしても、一緒にプレイしてくれない。
テスト明けても「今日は無理」と言われて一緒に帰ってくれないし、ゲームも真面目に取り組んでいない。
悲しくてツライ思いをしたのは僕たちの方。
そして今日、午前中で授業が終わって時間がたくさんあるのに、また逃げようとした。
嘘ばっかりついて、酷すぎる!
僕らは怒って当然なのに、なんで、逆に怒られちゃうの???
意味分かんない!
意味分かんない!!
 
えっと。
小学生かな?
それも低学年かな?
こんな言い分が通るほど、この学校は幼稚な空間なのかな?
Jくんに対しては、もう、可哀想に、という言葉以外が浮かびません。
 
この言い分の途中で、微笑みを失くしたKくんが「テスト勉強っていうのも嘘です。そう言って帰った日も、ログインしていたことを僕たちは知っています」と言いました。
「僕たちは息子くんの嘘に苦しめられています」
 
嘘に苦しめられている。
何という刺激的な言葉だろうか。
なるほど、極論で皆を思考停止に追い込んでから、場をコントロールしようとしているのか。
ならば執拗に息子のことを「嘘つき」と言いつのるJくんの言葉も、元はKくんの言葉だったのかもしれないな。
 
だけど、残念。
社会に出ている大人は、もっと刺激的な極論に晒されているから。
「嘘に苦しめられている」なんていうセリフも、何とも中二病チックで笑えてしまう。
 
息子をコントロールすることに失敗して怒られそうになっているから、後付け理論武装をしているだけじゃないか。
そもそも私はKくんが嘘つきだって思っているし。
思わず鼻で笑ってしまいました。